無料のメールマガジンに登録

平日17時にBusiness Insider Japanのメルマガをお届け。利用規約を確認


グーグルの従業員が世界的な労組連合を結成…まだ少数派で、法的な交渉権は持たない

2018年のグーグル従業員の抗議デモ。

2018年のグーグル従業員の抗議デモ。

REUTERS/Stephen Lam

  • 世界中のグーグルの従業員が協力して、労働組合の国際的な連合組織を結成した。
  • 「アルファ・グローバル」は、アメリカ、イギリス、ドイツなどの10カ国に広がっている。
  • 組合の役員は、グーグルを「言論を統制し、労働者の組織化を取り締まっている」と非難した。

アメリカのグーグル従業員によって「アルファベット労働組合(Alphabet Workers Union)」が結成された数週間後、今度は10カ国にまたがる国際的な労組連合を結成した。

アルファ・グローバル(Alpha Global)と呼ばれるこの新しい国際組織はユニ・グローバル・ユニオン(UNI Global Union、以下ユニ)と共同で結成された。ユニは、世界の2000万人以上が参加する労働組合の国際組織であり、アメリカ、ドイツ、スウェーデン、イギリスなどの10カ国で活動している。

グーグルの社員や契約社員がアルファ・グローバルにどれだけ加入しているかは明らかになっておらず、現段階ではごく一部の労働者にとどまっている可能性が高いとみられている。これを最初に報じたThe Vergeは、新しい国際組織はグーグルとの法的な交渉権を持たないと述べている。

同様に、アメリカのアルファベット労働組合も少数組合であり、アメリカの法律では経営側との交渉はできず、アメリカ労働関係委員会にも認められていない。この労組には、グーグルの推定13万人の社員や派遣労働者のうち、600人余りが組合員として参加している。

それでも、アルファ・グローバルの出現は、大手テック企業のホワイトカラー労働者が、団結する必要があると考えていることを示している。

1月25日に発表された共同声明の中で、アルファ・グローバルの関係者は次のように述べている。

「アルファベットの労働者の多くは、組合の組織化と団体交渉への道を歩み始めている。労働者は、自分たちの利益を代表し、集団として戦い、企業権力への構造的な対抗勢力となり、業界全体でテック労働者が運動を行っていくために、民主的な組織を構築している」

また、彼らは、グーグルが「言論を抑圧し、労働者の組織化を取り締まる一方で、独占的な権力を強化している」と非難した。

「アルファベットを公正な会社にすることは、民主主義と社会にとって大きな意味を持つ。だからこそ我々は、組合を結成する権利や団体交渉をする権利など、アルファベットの事業に従事するすべての労働者が基本的な権利を獲得できるように団結している」

これまでのところ、アルファベット労働組合はグーグルにとって頭痛の種になっている。

グーグルの倫理的AIチームの共同責任者、ティムニット・ゲブル(Timnit Gebru)が解雇されたことについて批判を展開し、さらに、彼女の同僚のマーガレット・ミッチェル(Margaret Mitchell)に対して調査を行ったことも批判した。

[原文:Google employees around the world have formed a new international union alliance called Alpha Global

(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)

  • Twitter
  • Facebook
  • LINE
  • LinkedIn
  • クリップボードにコピー
  • ×
  • …

Popular

あわせて読みたい

新着記事

BUSINESS INSIDER JAPAN PRESS RELEASE - 取材の依頼などはこちらから送付して下さい

広告のお問い合わせ・媒体資料のお申し込み