ファイザーとモデルナ、コロナ変異株に対する「ブースター」開発へ

ファイザーのアルバート・ブーラCEO。

ファイザーのアルバート・ブーラCEO。

AP Photo/Pablo Martinez Monsivais

  • ファイザーのアルバート・ブーラCEOによると、同社は新型コロナウイルスの変異株に有効なワクチンのブースター(追加免疫)開発に取り組んでいるという。
  • 南アフリカとイギリスでは、新型コロナウイルス感染症を引き起こすウイルスの変異株が確認されている。
  • モデルナも変異株に有効なブースターのテストを開始する。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチンを最初に開発した製薬大手のファイザー(Pfizer)は、新型コロナウイルスの変異株にも有効なブースター(追加免疫)の開発を計画している。

ファイザーのアルバート・ブーラ(Albert Bourla)CEOによると、同社はあらゆるコロナウイルスの変異株に有効なブースターの開発に取り組んでいるという。ブルームバーグの「The Year Ahead 」カンファレンスでブーラが語ったところによると、ファイザーの研究者はCOVID-19ワクチンを開発する際に、それをいかにして変異株にも有効なものにするかについて議論していたという。

南アフリカの研究者は2020年末にコロナウイルスの変異株を特定しており、同国の感染症専門医は、この変異株は元の株よりも50%以上感染力が強いと述べた。予備研究では、既存のワクチンでは南アフリカの変異株への効果が少ないことが示唆されている。

「501Y.V2」として知られているこの南アフリカの変異株は、10カ国以上に広がっているが、アメリカでの発生は今のところ確認されていない。

専門家は、イギリスとブラジルで初めて確認された他の2つの変異株を調査しており、これらは一般的な新型コロナウイルスよりも感染力が高いと考えられている。

イギリスで確認された変異株は、アメリカでもカリフォルニア州やニューヨーク州など複数の州で感染例が報告されている。ミネソタ州では1月26日に、ブラジルで確認された感染力の高い変異株への感染がアメリカで初めて確認された。

製薬会社のモデルナ(Moderna)は1月26日、南アフリカで発見されたコロナウイルスの変異株に効果のあるブースターのテストを開始すると発表した。モデルナとファイザーは、いずれもmRNA技術を用いたCOVID-19ワクチンの開発を主導している企業だ。

COVID-19の症例が増加し続ける中、これまでに世界中で何百万人もの人々がファイザーのワクチンを接種した。アメリカでは冬のホリデーシーズンの後に症例が急増し、各州ではワクチンをできるだけ早く投与しようと取り組んでいる

[原文:Pfizer's CEO said the company is working on booster shots that could combat coronavirus variants

(翻訳:仲田文子、編集:Toshihiko Inoue)

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