エアストリームの最新モデルはオフィス付き…高級キャンピングトレーラーもパンデミック対応

エアストリームの最新モデル「フライングクラウド 30FB オフィス」のワークスペース。

エアストリームの最新モデル「フライングクラウド 30FB オフィス」のワークスペース。

Airstream

  • エアストリームは、ホームオフィスを備えた最新の「フライングクラウド 30FB オフィス」を発表した。価格は10万7500ドル。
  • このキャンピングトレーラーは、パンデミックが生んだ2つのトレンド、キャンピングカー販売とリモートワークの増加を受けて誕生した。
  • ワークスペースには、オフィスチェア、デスク、ホワイトボード付きのキャビネットなどを備えている。

キャンピングトレーラーの老舗ブランド、エアストリーム(Airstream)は、リモートワークがトレンドとなっていることを受け、ホームオフィスを備えたキャンピングカーの最新モデル「フライングクラウド 30FB オフィス(Flying Cloud 30FB Office)」を発表した。価格は10万7500ドル(約1130万円)。

COVID-19のパンデミック以前からエアストリームはノマドワーカーやリモートワークをしている顧客をターゲットにする方法を模索していたと、同社の社長兼CEOであるボブ・ウィーラー(Bob Wheeler)は2020年9月にInsiderに語っていた。パンデミックにより、この動きが加速することになったという。

エアストリームがInsiderに語っていた計画の1つは、キャンピングトレーラーのフライングクラウドをアップグレードし、ノマドワーカーにとってより使い勝手のいい間取りにすることだった。あれから4カ月以上を経て、ついに「フライングクラウド 30FB オフィス」が発表された。

同社は2020年にもキャンピングカーをいくつか発売しており、6月に発売されたフライングクラウドもその1つだ。だが、最新の30FB オフィスはそれらとは異なり、十分なデスクスペースを備えた「どこでも仕事ができる」間取りになっている。

以下ので詳しく見てみよう。


エアストリームによると、パンデミックで生じた「旅行スタイルの変化」と、現在キャンピングカーを所有し、そこでリモートワークをしているオーナーの声を受けて、30FB オフィスが設計されたという

エアストリームの最新モデル「フライングクラウド 30FB オフィス」の外観。

エアストリームの最新モデル「フライングクラウド 30FB オフィス」の外観。

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その結果、30FB オフィスは、COVID-19をきっかけに生まれた2つのトレンドである「キャンピングカー販売の増加」と「場所を選ばず働く」という新たな動きに当てはまることになった

エアストリームの最新モデル「フライングクラウド 30FB オフィス」の外観。

エアストリームの最新モデル「フライングクラウド 30FB オフィス」の外観。

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30FB オフィスは、コーナーに2段ベッドがあるタイプのフライングクラウド 30FBのデザインを変更したもので、ベッドの替わりにワークスペースを配置している

エアストリームの最新モデル「フライングクラウド 30FB オフィス」の間取り。

エアストリームの最新モデル「フライングクラウド 30FB オフィス」の間取り。

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「パンデミックによって従来の仕事のスタイルがすっかり変わってしまったが、今の時代のニーズを満たすキャンピングカーを妥協することなく開発し、提供できることに喜びを感じている」とウィーラーは声明で述べた

エアストリームの最新モデル「フライングクラウド 30FB オフィス」の間取り。

エアストリームの最新モデル「フライングクラウド 30FB オフィス」の間取り。

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オフィスチェアはデスクに収まるようになっており、ワークスペースをレジャーや就寝のためのスペースとして利用することもできる

エアストリームの最新モデル「フライングクラウド 30FB オフィス」の間取り。

エアストリームの最新モデル「フライングクラウド 30FB オフィス」の間取り。

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走行中に、オフィスチェアが転がらないように、ストラップで固定できる

エアストリームの最新モデル「フライングクラウド 30FB オフィス」のワークスペース。

エアストリームの最新モデル「フライングクラウド 30FB オフィス」のワークスペース。

Airstream

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デスクは収納ユニット付き。プライバシーを確保するための仕切りも

エアストリームの最新モデル「フライングクラウド 30FB オフィス」のワークスペース。

エアストリームの最新モデル「フライングクラウド 30FB オフィス」のワークスペース。

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リモート会議中に静かな環境を確保するための遮光カーテンも

エアストリームの最新モデル「フライングクラウド 30FB オフィス」のインテリア。

エアストリームの最新モデル「フライングクラウド 30FB オフィス」のインテリア。

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デスク周りをすっきりさせたいなら、2つの配線孔を使ってケーブル類を収納できる

エアストリームの最新モデル「フライングクラウド 30FB オフィス」のワークスペース。

エアストリームの最新モデル「フライングクラウド 30FB オフィス」のワークスペース。

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ノートパソコンやスマートフォンの充電についても心配は無用だ

エアストリームの最新モデル「フライングクラウド 30FB オフィス」の外観。

エアストリームの最新モデル「フライングクラウド 30FB オフィス」の外観。

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デスクにはUSBポートとACコンセントがあり、1000wのインバータから電力が供給される

「フライングクラウド 30FB オフィス」のワークスペース。ベッドをセットした状態。

「フライングクラウド 30FB オフィス」のワークスペース。ベッドをセットした状態。

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テーブルを引き出して作業スペースを増やすこともできる

「フライングクラウド 30FB オフィス」のインテリア。

「フライングクラウド 30FB オフィス」のインテリア。

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メモするのが好きな人にとっては、ホワイトボードとしても利用できるキャビネットの扉が便利だろう。キャビネット下にはLEDライトもついている

2021年型エアストリーム最新モデル「フライングクラウド30FBオフィス」のワークスペース。

「フライングクラウド 30FB オフィス」のワークスペース。

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衛星放送チューナー、ブルーレイプレーヤー、HDMI端子を備えたディスプレイも

2021年型エアストリーム最新モデル「フライングクラウド30FBオフィス」の内装。

「フライングクラウド 30FB オフィス」のインテリア。

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デスクスペースやアメニティは一新されたが、キャンピングカーとしてもこれまでのフライングクラウドと同等の機能を備えている

2021年型エアストリーム最新モデル「フライングクラウド30FBオフィス」の外観。

「フライングクラウド 30FB オフィス」の外観。

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例えば、キッチンにはこれまで通り、冷蔵庫、オーブン、電子レンジが付いている

2021年型エアストリーム最新モデル「フライングクラウド30FBオフィス」の内装。

「フライングクラウド 30FB オフィス」のインテリア。

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トイレ、シャワー、洗面台を備えたバスルームもある

2021年型エアストリーム最新モデル「フライングクラウド30FBオフィス」のバスルーム。

「フライングクラウド 30FB オフィス」のバスルーム。

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クイーンベッドの他に、ダイニングスペースなどをベッドに組み替えることで、最大6人が就寝できる

2021年型エアストリーム最新モデル「フライングクラウド30FBオフィス」の内装。

「フライングクラウド 30FB オフィス」のインテリア。

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「パワープラス&ソーラーパッケージ」のオプションを付けると、さらに行動の自由度が増す

2021年型エアストリーム最新モデル「フライングクラウド30FBオフィス」の内装。

「フライングクラウド 30FB オフィス」のインテリア。

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30FB オフィスの車両のみの重量は約3トン、荷物や乗車人員を含めた車両総重量は約4トンになる

2021年型エアストリーム最新モデル「フライングクラウド30FBオフィス」のバスルーム。

「フライングクラウド 30FB オフィス」のバスルーム。

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SUVやピックアップトラックで牽引することができる

2021年型エアストリーム最新モデル「フライングクラウド30FBオフィス」の外観。

「フライングクラウド 30FB オフィス」の外観。

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(編注:日本の法規では、トレーラーの重量によってはけん引免許が必要です。また公道を通用できるトレーラーの全長、全幅にも制限があります)

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フライングクラウド 30FB オフィスの価格は10万7500ドル(約1130万円)で、現在、注文を受け付けている

2021年型エアストリーム最新モデル「フライングクラウド30FBオフィス」のダイニングセットをベッドに組み替えた状態。

「フライングクラウド 30FB オフィス」のダイニングセットをベッドに組み替えた状態。

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[原文:Airstream has unveiled a $107,500 RV with a full office for remote work — see inside the Flying Cloud 30FB Office

(翻訳:仲田文子、編集:Toshihiko Inoue)

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