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シバタ流おすすめ速読術「紙の本」と「Audible」の二刀流がカギ?

今回は決算から少し離れて「速読術」に関しての記事です。YouTubeで私が最近行っている「速読術」を軽く紹介したところ、とても評判が良かったので、シバタ流速読術の具体的な方法を詳細にご紹介したいと思います。

こんな人にオススメの速読術です

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読者のみなさんの中にも、興味がある本を買ったものの積読(つんどく)状態になっていて、読み切れていない本がたくさんあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

私は買った本のうち最後まで読み切れた本は半分くらいでした。気になった本は日本語でも英語でもあまり深く考えずに、とにかく買ってしまうという性格も重なって、どんどん積読が増えていました。せっかく買った本なので、なるべく読み切りたいと思いますよね。

私の場合、日本語の本は文字を追うだけで相当早く読めるので、特に速読は必要ありません。しかし、英語の本は日本語ほど早く読めないこともあり、ついつい途中で集中力が途切れて最後まで読み終わらない本が積み上がっていく傾向にありました。

そこで本を読み切る方法はないか?と考え、シバタ流速読術を編み出しました。このやり方は読みたい本がたくさんあるのに忙しくて中々時間が取れない方や、集中力が続かずに本を読み終えることができない方に最適な方法なのではないかと思っています。

逆に言うと、既に自分の速読術を確立されている方、本を読むのが全く苦にならない方、ゆっくりと読書を楽しみたい方には、この方法はあまり適さないかと思いますので、この記事は無視してください。

シバタ流速読術とは?

では、実際に何をやっているのかを5つのステップに分けて順を追ってご紹介します。

まずステップ1として、本を買うときに「紙の本」と「Audible」を併せて両方購入します。Audibleというのは、Amazonが提供している本を耳で聞けるサービスです。プロのナレーターが朗読をしており、日本でもすでに40万冊以上の本がAudibleになっています。

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Audible

ここでのポイントは電子書籍を買わずに、紙の本とAudibleを併せて買うことです。

2番目のステップは、Audibleのアプリを起動し、その本をまるごと一冊聞くのにかかる所要時間を把握することです。ここではある本を聴き終えるまでの時間が4時間と表示されたと仮定します。

3つ目のステップは、自分のカレンダーに本を読む予定を入れることです。ここでのポイントは、音で聞く場合は1倍速で聞く必要がないことです。もちろん1倍速で聞いても良いのですが、1.5倍速や2倍速で聞くことで時間が短縮できます。

1倍速で4時間かかる本であれば、1.5倍速であれば2.5時間、2倍速であれば2時間の予定を自分の予定として時間を押させてしまいましょう。

4つ目のステップで、読書に取りかかります。読み(聞き)始める前に、紙の本と蛍光ペンなどのマーカーを用意してください。

Audibleで聞きながら、紙の本の文章を目で追い、気になった文章に線を引きながら読み進めていきます。私は線を引いたページの上端を小さく折って、後から振り返りしやすいようにしながら読んでいます。

耳から音で聞きながら、目では文字を読み、マーカーで手を動かす。人間の五感をフル活用して情報を得ることができます。

最後の5つ目のステップでは、一冊の本を読み終わった後、すぐに簡単な感想のメモを書き出しています。読んだだけでなく、自分が線を引いた内容を自ら書き出したり要約することで、さらに理解が深まることは間違いありません。

私の場合は、1冊全部が読み終わった後に、Google Docsに気になったところをメモとして残すようにしています。大体1冊のまとめを作るのに、15〜30分くらいかかります。

シバタ流速読術に必要なもの

シバタ流速読術の5つのステップで必要なものをまとめると以下の通りです。みなさん日常的に使われているものがほとんどだと思います。

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https://jp.freepik.com/free-photo/notebook-with-pen-near-keyboard-and-earphones-on-wooden-table_5326234.htm

  • 紙の本
  • スマホとAudibleアプリ
  • ヘッドホン・イヤホン(集中するために、ヘッドホンなどを使うことをオススメします)
  • カレンダー(アプリなどでも可能。自分の予定を押さえる。)
  • 蛍光ペン
  • 感想メモ用の紙(Google Docs、Notionなどデジタルでも可能)

メリットとデメリット

シバタ流速読術の最大のメリットは、「集中して一冊の本を最後まで読み切ることができるようになる」という点に尽きます。耳から音で聞きながら、目でも同じ本を読みますので、当然集中して深く理解できるようになります。

デメリットは、お金が2倍かかるという点です。紙の本とAudibleを併せて買うことになるので、当然ですがお金が2倍かかります。冒頭にも記載した通り、耳から聞かずとも集中して十分な速さで本を読める方にはこの方法は必要ないでしょう。

前述の通り、私の場合は日本語の本を読む際にはこの方法は必要ないので実施していませんが、英語の本を読む時はこの方法だと圧倒的に効率が良く、かつ最後まで読み切ることができることを自分で経験して、お金は2倍かかるというデメリットはありますが、それ以上に価値を感じたので、ご紹介しました。

1冊読むのにどの程度時間がかかる?

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一冊の本を読むのにかかる時間は、本の厚さと、Audibleを何倍速で聞くのが一番理解しやすいかという点で大きく個人差が出ると思います。

私が購入している英語の本をAudibleで1倍速で再生する場合の所要時間は大体5〜8時間程度です。私は英語の場合は1.5倍速で聴きながら読みますので、一冊あたり約3〜5時間程度かけています。

したがって、一冊の本を読みたいと思った場合は、自分のカレンダー上で3〜5時間程度の時間を先に押さえて、その時間は本を読むために使うという形でスケジューリングをしながら、無理なく計画した通りに読み切れるようにしています。

実際にこの方法を使って、年末年始で英語の本を4冊ほど読み切りました。思ったよりもストレスがなく読むことができたので、今年はこの方法を使って英語の本をたくさん読みたいと思っています。

私の場合は英語のみに使っていますが、日本語の本でももちろん有用な速読術だと思うので、ご興味のある方はお試しください。


シバタナオキ:SearchMan共同創業者。2009年、東京大学工学系研究科博士課程修了。楽天執行役員、東京大学工学系研究科助教、2009年からスタンフォード大学客員研究員。2011年にシリコンバレーでSearchManを創業。noteで「決算が読めるようになるノート」を連載中

決算が読めるようになるノートより転載(2021年1月26日公開

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