2021/02/04 14:10公開。
ウェザーニュース
気象庁は今日2月4日(木)、関東地方で春一番が吹いたと発表しました。昨年に比べて18日早い発表です。
これまで関東地方で最も早く春一番の発表があったのは、1988年の2月5日なので、過去最も早い記録を更新したことになります。
「春一番」の発表条件とは
関東地方の「春一番」の条件は次の通りです。
- 立春から春分までの期間
- 日本海に低気圧がある
- 強い南寄りの風が吹き、気温が上がる(東京で8m/s以上の風で前日より気温が高い)
※「春一番」は期間が限定されており、発生しない年もあるため、「平年値」での比較は行われないことになっています。
夜は冷たい風に変化。寒暖差注意
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日本海にある発達した低気圧に向かって強い南よりの風が吹き込み、最大瞬間風速は東京で8.6m/sを観測。春一番発表の目安となる8m/sを上回りました。
また、気温も昨日と比べて高くなり、13時半までの最高気温は12.4℃と、日向では暖かさも感じられる陽気となっています。
関東では、このあと夕方にかけて風の強い状況が続きます。また、だんだんと北よりの冷たい風に変わっていき、夜は気温が下がり寒くなります。昼と夜との体感が大きく変わるので、お気を付けください。
春一番の定義は地域によって違う
春一番は立春を過ぎて最初に吹く強い南風のことを指し、地域によって定義に違いがあるものの、平均風速7~8m/sが一つの目安になります。
(地名) (基準)
九州南部 8m/s
九州北部 7m/s
四国 10m/s
中国 10m/s
近畿 8m/s
東海 8m/s
北陸 10m/s
関東 8m/s
※春一番は、立春から春分までの期間としているため、発生しない年もあります。
(文・ウェザーニュース)
"ウェザーニュース"より転載(2021年2月4日公開の記事)
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