iPhoneを安全に初期化する方法…紛失時のリモート消去の方法も

iPhoneを探す

設定アプリまたはアップルの「iPhoneを探す」サービスを使用して iPhoneのデータを遠隔操作で削除可能。

撮影:小林優多郎

古いiPhoneを中古買取に出したり、手放す場合は、すべてのデータを削除して工場出荷状態に復元することが重要だ。

自分以外の人にiPhoneを譲っても、保存されていた個人データを閲覧したり、個人データを覗き見ることができなくなるからだ。

【iPhoneが手元にある場合の削除方法】

iPhoneに保存されているデータの消去を開始する前に、そのデータがバックアップされていることを確認してから、「新しいデバイス」として復元する。

また、Apple Watchを使用している場合は、あらかじめiPhoneとのペアリングも解除しておく必要がある。

1. iCloudとiTunesからサインアウトする

設定アプリを開き、画面の上部にある自分の名前をタップし、下にスクロールして「サインアウト」をタップする。この手順を完了するにはApple IDのパスワードを入力する必要がある。

Apple IDログアウト

ログインしているApple IDをサインアウトする。

2. 設定アプリのメイン画面に戻り、「一般」をタップ

3. 下にスクロールして「リセット」をタップする

4.「リセット」ページで、「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップ

あとは指示されたとおりに、Apple IDの情報などを入力してこの手順を完了する。

すべてのコンテンツと設定を消去

工場出荷状態に戻すには「すべてのコンテンツと設定を消去」から行う。

これで設定したiPhoneは、元の工場出荷状態で再起動する。

【すでにiPhoneが手元にない場合の削除方法】

iPhoneを紛失したり盗難にあったり、またはリセットする前にiPhoneを手放してしまった場合の対処方法。

データを消去したいiPhoneの電源が入っていてインターネットに接続されていれば、アップルの「iPhoneを探す」からリモートで消去できる。

1. パソコンなどでウェブブラウザーを開いて「https://www.icloud.com/find/」に移動する

その際必要に応じて、Apple IDでサインインする。 MacやiPadなど別のApple製品で「探す」アプリにアクセスして、そこから消去も可能。

2. ページ上部の「すべてのデバイス」をクリックし、データをリセットしたいiPhoneを選択

3.「iPhoneを消去」をクリックする

Apple IDなど資格情報を入力する必要がある場合もあるので、あらかじめ把握しておこう。

iPhoneを探す

削除したいiPhoneがインターネットに接続されていれば遠隔操作できる。

(文・中山智


中山智:海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。

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