イケア、ゲーマー向け家具市場に本格進出…デスク、チェア、アクセサリーなど30品目以上

パソコンでビデオゲームをする女性。

パソコンでビデオゲームをする女性。

Matei Alexandru Marcu/EyeEm/Getty Images

  • イケアは新しいゲーミング家具とアクセサリーの製品ラインを製造販売する。
  • これらの製品は、2021年10月までに世界各地で販売されるようになる。

イケア(Ikea)は2021年後半、ゲーミング家具市場に新しい製品ラインを投入する。

スウェーデンの大手家具メーカーによるこの新シリーズには、ゲーミングデスクやチェア、収納ユニットのほか、マグカップホルダー、マウスバンジー(マウスのケーブルが邪魔にならないよう持ち上げる器具)、ネックピロー、リングライトといったアクセサリー類など30以上の製品がラインナップされる。

イケアはアクセサリー類を開発するに当たり、ASUSのゲーマー向けサブブランド、リパブリック・オブ・ゲーマーズ(Republic of Gamers:ROG)と提携、特にPCゲーマーをターゲットにしたシリーズになっているという。

このシリーズは2021年1月から中国のイケアで販売が始まっていて、2021年の10月までには世界各地で販売される。

COVID-19のパンデミックにより、映画やテレビといった従来の娯楽産業が衰退する一方で、ゲームへの関心は高まり、収益も急増している。それに伴って、ゲーミング家具にも注目が集まっている。ユーチューブ(YouTube)やツイッチ(Twitch)のストリーマー(ゲーム実況配信者)は、多くの視聴者を抱えているが、これらの視聴者は、彼らが使っているチェアやアクセサリー等、あらゆるものを注意深く観察しており、それによって製品の売上が左右されるほどだ。

マーケットウォッチ(MarketWatch)は2020年12月、マーケティング調査企業IDCのデータを引用し、2020年のゲーム市場の収益は推定1800億ドル(約19兆円)で、映画産業を上回ると報じた

ゲーミングの流行の波に乗ろうとした企業は、イケアが最初ではない。2020年7月、家具メーカーのハーマンミラー(Herman Miller)はロジクールと提携し、ストリーマーやゲーマー、eスポーツプレイヤーをターゲットに、人間工学に基づいたゲーミングチェアを製造した。Amazonベーシックでも、ゲーミングチェアを販売していたが、現在売り切れ中だ。

プロのゲーマーやストリーマーの中には、ゲーミング家具のブームに乗って、自らのブランドを収益化する者もいる。ストリーマーのニンジャ(Ninja)のロゴは、NEEDforSEATの限定版ゲーミングチェアに使われている

ゲーマー以外の人々も、人間工学に基づいたゲーミング家具に興味を持ち始めている。アーキテクチュラル・ダイジェスト誌(Architectural Digest)では、テニス選手セリーナ・ウィリアムズ(Serena Williams)の自宅が紹介され、彼女がピンクと白のゲーミングチェアを持っていることが明らかになった。

[原文:Ikea is trying to cash in on a $180 billion market with a line of gaming furniture

(翻訳:仲田文子、編集:Toshihiko Inoue)

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