やってみた。
Joey Hadden/Insider
筆者は「3分清掃」を試してみた。一瞬で効果が感じられたので、わたしはこれを日々の習慣にしている。
やり方は簡単。タイマーを3分に設定したら、周りを片付けるだけだ。
掃除の専門家たちは、「3分清掃」は部屋を落ち着かせてくれるとInsiderに語っていて、わたしも同意見だ。
「3分清掃」は部屋を片付ける簡単で手軽な方法。毎日の習慣にすべきだと、掃除の専門家たちはアドバイスしている。
「3分清掃」した後のわたしのワークスペースがこちら。
Joey Hadden/Insider
「3分清掃」は1日のうち3分を自宅の片付けに使うという"小さな約束事"だと、Apartment Therapyのライフスタイル・ディレクター、タリン・ウィリフォード(Taryn Williford)さんはInsiderに語った。
「周りを見て回って、本来あるべき場所から外れているものを元の場所に戻しましょう」とウィリフォードさんは言う。
「どんなに忙しい人でも、3分なら頑張れるでしょう」
ウィリフォードさんは「3分掃除」をApartment Therapyのエグゼクティブ・エディターだったジャネル・ラバン(Janel Laban)さんから聞いたという。
「これはできるだけ早く身の回りを片付け、すぐに自分のやるべきこと、やりたいことに戻れるリセット法です」とラバンさんは2015年の記事に書いている。
Insiderでは「3分掃除」を称賛する複数の掃除の専門家たちの話を聞いた。家事サービスアプリ「Handy」の清掃責任者ベイリー・カーソン(Bailey Carson)さんもその1人だ。
「時間はわたしたちからすぐに逃げて行ってしまいます。わたしたちの多くが自宅で仕事をしたり、勉強をしている今はなおさらです」とカーソンさんはInsiderに語った。
「自宅をきれいに維持するには、まずは良い習慣からです」
まずは自宅のどこを片付けるか選ぼう。わたしは自分のワークスペースに決めた。
「3分清掃」する前のわたしのワークスペース。散らかっている。
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「毎日の短時間の片付けは問題の先を行くことにつながるので、自分や自分の家がイヤになるほど部屋が散らかることがなくなります」とウィリフォードさんは語った。
「毎日同じ時間に使い終わったグラスや郵便物、本を全て片付けていれば、常に部屋が落ち着いていると感じられるでしょう」
ウィリフォードさんはこれを朝または夜寝る前にやると、最も効果が高いと話している。
わたしの場合、仕事を始める前に「3分清掃」を試すことにした。片付ける場所は使用頻度の一番高いワークスペースだ。
タイマーを「3分」にセット。
わたしはスマートフォンでタイマーをセットした。
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カーソンさんは自分の好きな曲を2曲かけて、それが終わるまでにできるだけ片付けることを勧めている。
「3分清掃」を何年も前から続けているというウィリフォードさんは、実はタイマーを使ったことがないと言う。だが、やり始めるとあっという間に時間は過ぎてしまうと話している。
「『3分清掃』は簡潔な名前ですが、ルールを難しく考える必要はありません。大切なのはその小さな、対処可能な努力を毎日続けることです」
プロの掃除人で『Clean My Space』の著者でもあるメリッサ・メーカー(Melissa Maker)さんは、「3分」という時間が重要だとInsiderに語った。だんだん効率良く片付けられるようになるからだという。
「わたしはそうやってプロの掃除人として成長してきました。少しでも効率良くやれるように、毎回自分に挑まなければなりません」
「3分」を使って、本来あるべき場所から外れているものを元の場所に戻そう。
「3分清掃」をする前(左)とした後(右)のわたしのワークスペース。
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タイマーがスタートしたら、できるだけ素早く片付けよう。
「人生がこれにかかっている! くらいの勢いで取り組みましょう。3分間、全力を尽くします」とラバンさんはApartment Therapyの記事で書いている。
わたしの場合、まずは使い終わったグラスや空き瓶を全てキッチンへ運んだ。それからこの1週間でデスクの上にたまった、本来ここにあるべきでないアイテムを全て片付けた。そして、デスクの下の棚を整理整頓して、「3分清掃」を終えた。
「これは人々の気持ちをうまく捉えています。片付けにかけなければならない時間が限られているからです」とメーカーさんは「3分清掃」について話している。
「バスルームの掃除に5分、または床を掃くのに3分確保できれば、うまく機能するでしょう」
ウィリフォードさんは「3分清掃」の時に箱を持ってやることを勧めている。そうすれば、家の中の別の場所にあるべきものを1つずつ運ぶ代わりに、まとめて入れておき、運ぶことができるからだ。
タイマーが終了したら、片付けも終わり。
時間が来たら終了。
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「3分清掃」では、念入りな掃除モードに入らないように。素早く、簡単に済ませよう。
これを毎日続けていれば、きれいに片付いた部屋を維持する役に立つとカーソンさんは言う。
一瞬で効果が感じられた。
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「リセットされた空間で1日を始めるのは、素晴らしい気分です」とウィリフォードさんは言う。
「自分がコントロールしているという感覚がいいんです。そして、すっきり片付いた空間の落ち着きがわたしは大好きです」
自分のワークスペースを3分間片付けた後、わたしはここで仕事をするのがものすごく気持ち良くなっていることに驚いた。これは間違いなく、やる価値がある。わたしはこれを習慣にするつもりだ。
[原文:I tried the 3-minute sweep cleaning hack, and it's an instantly gratifying way to get a tidy home]
(翻訳、編集:山口佳美)