2021年のベッドルームで流行るものと廃れるものを紹介しよう。
Shuttershock
- インテリアデザイナーたちは、2021年の寝室のトレンドで、どのような装飾が急上昇し、または急降下するかを教えてくれた。
- それによると、セージグリーンの寝具やヴィンテージのスクリーンは空間をレベルアップさせるという。
- 専門家は装飾やアクセントのある壁は廃れようとしているかもしれないと述べている。
寝室は自分の聖域となる場所なので、きちんと飾ることは重要だ。
Insiderはプロのインテリアデザイナーに、2021年に流行するベッドルームのスタイルと流行遅れになるトレンドについて聞いた。
セージグリーンの寝具は、寝室に落ち着きをもたらす
セージグリーンは落ち着きのある洗練された色だ。
dabyki.nadya/Shuttershock
Next Luxuryのインテリアデザイナー、アンドラ・デルモニコ(Andra DelMonico)によると、この色の寝具が人気を集めているという。
「セージグリーンは穏やかで柔らかくて洗練されています」とデルモニコは述べた。
「ベーシックな大人向けのグリーンです」
淡い黄色、クリーム色、パステルピンクなどの柔らかい色と合わせてみよう。その色合いはクッションや椅子の座面など他のベッドルームの要素にも使える。
天蓋付きのベッドフレームは寝室をエレガントにする
特にスチール・フレームはスタイリッシュで機能的だ
archideaphoto/Shuttershock
天蓋付きのベッドフレームのような、ドラマティックな寝室の装飾がトレンドだ。
「天蓋があるとエレガントな雰囲気になります」とデルモニコは述べている。
「特にスチールの天蓋は、スタイリッシュでなおかつ十分な光を取り入れられます」
デルモニコは、スチール製品などを選択する場合は、コントラストとモダンな美しさを出すために白い寝具を使ったほうかいいと提案した。
ヴィンテージのスクリーンは実用的かつ美しい
衝立はベッドのヘッドボードとしても使える。
brizmaker/Shuttershock
スクリーンは、スペースを分割し、プライバシーを生み、音を減衰させるのに最適で、ヴィンテージものは特に装飾にぴったりだ。
「これらのスクリーンは、寝室に旧世界のスタイルを与えると同時に、スペースを分離することができます。これは、2021年には非常に役立つものになるでしょう」とデルモニコは述べている。
寝室の机を隠したり、ベッドの後ろに立ててユニークなヘッドボードを作ることもできる。
剥がせる壁紙は非破壊的で便利な装飾方法だ
剥がせる壁紙は装飾を容易にする。
Photographee.eu/Shuttershock
Michelle Harrison Designのミシェル・ハリソン=マカリスター(Michelle Harrison-McAllister)は、このシンプルな装飾方法の人気が高まっているという。
「剥がせる壁紙は今人気のある寝室の装飾方法です」とハリソン=マカリスター。
「それは天井にも拡大しています」
剥がせるデカールや壁紙は、デカールを交換する必要がある子ども部屋や賃貸住宅にも最適だ。
自然な風合いが2021年に流行する
籐製の家具の人気が高まると予想されている。
stock_studio/Shuttershock
Kobi Karp Architecture and Interior Designの主任インテリアデザイナーであるコビ・カープ(Kobi Karp)は、今シーズンのベッドルームのスタイルには自然の要素が多く含まれていると語った。
「素朴な色合いと質感を使用することで、寝室は、日常の世界から脱出したい人にとって快適で安全な空間のように感じることができます」とカープは述べている。
リネンや綿などの生地は寝具としてよい選択肢だろう。また、木や籐の家具は自然な雰囲気を生み出してくれる。
一方で、セットの寝具は時代遅れに見えてしまうかもしれない
セット商品は時代遅れになってしまうかもしれない。
All About Space/Shuttershock
同じ色の寝具、枕、カーテンを捨てることを検討する時が来た。
「同じ柄の寝具のトレンドは終わった」とハリソン=マカリスターは述べた。
「近年は、寝室のパーソナライズがより重要になっています」
セットになった商品を購入する代わりに、いくつかの異なるテクスチャと色で寝室を飾ってみてはどうだろう。
アクセントウォールの流行は終わるかも
アクセントウォールは装飾の選択肢を狭めてしまう。
chintankumar gajjar/Shuttershock
カープによると、アクセントウォール(他の壁と色や素材を変えた壁)のトレンドは急速に減退しつつあるという。
「アクセントウォールは装飾の方針を決定付け、オプションを制限してしまう傾向があります」とカープは述べた。
「使用する色によっては、部屋が小さく見えてしまいます」
ペンキや壁紙なしで寝室にセンスを加えるには、ステートメント・ヘッドボードを使うか、特大のアート作品を吊るしてみよう。
工業的な素材は寒々しく見えることが多い
コンクリートや金具は時代遅れになってきたようだ。
Dariusz Jarzabek/Shuttershock
工業的なデザインは何年も人気だったが、このエッジのきいた硬質な金属的テイストは時代遅れになってきている。
「寝室は暖かくて居心地がよいと感じるほうがよく、工業的な仕上げは無機質で冷たく感じる」とカープは述べています。
エジソン電球やコンクリートなどの工業デザイン的な要素は、角が丸いファブリックや家具に取って代わられるかもしれない。
ベッドの左右のランプはもうおしまい
Clean surfaces are expected to come into style.
brizmaker/Shuttershock
対になっているナイトスタンドランプは何年もの間、古典的なオプションだったが、クリーンな表面の人気がそれらを一掃する可能性がある。
「壁掛け照明は、ナイトスタンドと同じ感覚を得るには最適な方法ですが、よりクリーンですっきりしたものが流行です」とハリスソン=マカリスターは言う。
ベッドサイドのランプをなくせない場合は、小型の調光機能付きの照明にすれば、ナイトスタンドのスペースをすっきりさせ、より安らぎのある環境を作り出すことができる。
明るいライトは好まれなくなっている
調光器と暖色の電球も寝室の雰囲気を柔らかくするのに役立つ。
Breadmaker/Shuttershock
ハリソン=マカリスターによると、寝室の天井照明(巨大なシャンデリアやファンキーなペンダントランプなど)は、よりソフトな代替品に取って代わられつつありる。
「寝室の明るいオーバーヘッドライトは落ち着きがなく、寝室のトーンを台無しにします」とハリソン=マカリスターは述べた。
彼女はまた、天井照明が唯一の選択肢である場合は、シェードを付けて柔らかな光にすることを提案した。今ある照明器具の明るい電球を、暗めの暖色系の電球と交換するのもいいだろう。
[原文:Interior designers share 5 bedroom trends that'll be huge this year, and 5 on their way out]
(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)