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「僕たち夫婦は何百時間と沈黙の時を過ごしてきた」CRAZY社長・森山和彦さん語る対話の重要性

起業などで自分たちの夢を実現している夫婦にパートナーシップを10の質問で探る「だから、夫婦やってます」。2回目の後編はCRAZY創業者、山川咲さんの夫であり、同社社長でもある森山和彦さん。

完全オーダーメイドのウェディングサービス「CRAZY WEDDING」を立ち上げた山川さんと共に歩んできた夫・森山さんから見た夫婦の転機や危機とは。

森山和彦さん、山川咲さんご夫婦

—— 出会いのきっかけと結婚の経緯は?

咲は前職の同僚で、1年後に入社してきた後輩でした。第一印象は「なんだかうるさい子だな」。どちらかというと苦手な相手だと思っていましたが、採用チームで3カ月ほど一緒に働くうちに、喜怒哀楽の表現が豊かで面白いなと感じるように。友人の誕生祝いの会を企画したことで距離が縮まって、出会った年の12月にお付き合いが始まりました。

実は当時、僕には彼女がいました。今もそうですが、僕は恋人が異性の友達と出かけることをまったく気にしない性格で、当時の彼女も同じ考えでした。咲と出かけることも許容してくれていたのですが、さすがに「クリスマスに一緒にニューヨークに行きたい」と咲から誘われたときは、彼女からNGが出て(笑)。ダメだったと咲に伝えたら、逆に火がついたようで、交際に発展しました。

—— なぜ「この人」と結婚しようと思ったのですか?

僕は高校生の頃から経営者を目指していて、生涯のパートナーになる女性は、一緒に夢を語れる人であってほしいと考えていました。例えばのシーンで思い浮かべていたのが、カクテルパーティーに参加する時でした。僕の横で静かに微笑えむのではなく、彼女自身の人生を笑って話せる輝きを放ってたら素敵だなと。

咲ちゃんはそんなパートナーになってくれる女性だとすぐに感じられたので、付き合い始める時から結婚する前提でした。

彼女は感情を激しく表すタイプなので、結婚前にもいろんなことがありました。泣いて興奮した彼女が過呼吸になって、救急車を呼んだことも。僕は感情の起伏が少ない人間なので、彼女の感情の波を受け止める堤防のような存在になっていった気がします。

少し偏っている部分も含めて、彼女はとても人間的魅力に溢れています。結婚して12年経ちますが、年を重ねるにつれ、彼女との会話を楽しいと思えるようになったことが嬉しいですね。

「家族は長く一緒に過ごすべき」というステレオタイプ

森山和彦さん経歴

—— 日頃の家事や育児の分担ルールは?

その時々の仕事の混み具合によって、分担のバランスは変えています。原則として、週2日は僕が娘を見るのが最近のルール。週末は3人で過ごす時間も計画的に持ちますが、あえて“一人の時間”を夫婦それぞれ確保することも大切。僕も彼女も、自分が育児できる時は「せっかく一人になれるんだから、出かけて好きに過ごしてきなよ」と相手を送り出します。お互いに束縛しない主義なんです。

「家族はできるだけ長く一緒に過ごすべき」というのもステレオタイプ。子育てのあり方は家庭の数だけ違う。重要なのは、娘がどう感じているかで、どんな関わり方でも、娘がしっかりと愛情を受け取れているならいいと思っています。

ある日、咲が落ち込んで帰ってきたので理由を聞くと、「そんなに母親が出歩いていると、子どもがかわいそうじゃない?」と言われたそうで。僕は「絶対に大丈夫。英(はな)を見てごらん。幸せそうに育っているから」と伝えました。

—— 子育てで大事にしている方針は?

優しさと賢さを持った人間に育ってほしい。娘がお腹にいるときから、シンプルにそれだけを願っています。

普段から英を子ども扱いせずに、英自身が何を感じて、どうしたいのか、本人の動機を尊重しています。泣きたいときには泣いていいし、はしゃぎたいときにははしゃげばいい。できるだけ子どもの動機と自発的行動、そしてその結果を奪わないように。例えば、「転んでケガをした」という結果も(もちろん程度によりますが)、人の自立にとっては必要な経験だと思っています。

子どもにとって、親は“環境”。冷静な僕に対して、パートナーの咲はもっと感情を表すコミュニケーションをとっているので、英には夫婦で異なる環境を与えられているのかなと思います。

夫婦共に願っているのが、娘が自立的な人間に育ってくれることです。その思いが余ってか、英が1歳くらいのときに保育園に持たせたお弁当に、海苔で「自立」と書いたら、周りにビックリされました(笑)。

「そこまで言われるのなら、離婚しよう」

森山和彦さん

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