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セールスフォース、3つの就業形態を従業員に提示…「9時から5時までオフィスにいる時代は終わった」

サンフランシスコのセールスフォース・タワー。

サンフランシスコのセールスフォース・タワー。

Stephen Lam/Getty Images

  • セールスフォースは、従業員が今後3つの就業形態を選択できるようにするとを発表した。
  • 「フレックス」オプションを利用する従業員は、週に3日までオフィスに入ることができる。
  • 他は、フルリモートと毎日出勤するグループに分かれる。

セールスフォース(Salesforce)は2月9日、同社の従業員は、オフィスに来ることが安全になった後も、フルリモートで働くことができると発表した。

同社が「どこでも作業(Work From Anywhere)」と呼んでいるこの新しい就業ガイドラインは、従業員が今後どのように仕事を行うかについて、フレックス、完全リモート、オフィスベースの3つの選択肢を提供する。セールスフォースによると、新しい働き方を提供するという決定は、パンデミック発生以来実施している従業員の健康調査に基づいているという。

「フレックス」を選択した従業員は、チーム作業、顧客とのミーティングやプレゼンテーションなど、ビデオ通話では実行が困難なタスクについて、毎週1日から3日、オフィスに出勤する。セールスフォースによると、全世界の従業員の大半はフレックスで働くことになるという。

「完全リモート」で働く従業員もいる。このオプションはオフィスの近くに住んでいない人や、物理的にオフィスにいる必要のない職種に有効だという。

同社によると、従業員4万9000人のうち、「オフィスベース」、つまり週に4、5日通勤するのはごく一部の従業員に限られる。

セールスフォースのプレジデント兼チーフ・ピープル・オフィサー(CPO)のブレント・ハイダー(Brent Hyder)は、今回の変更を発表するブログ投稿で、「ワークスペースはタワー内のデスクだけではなくなった。9時から5時まで勤務する時代はもう終わっている。従業員の福利厚生は、卓球台や無料スナックだけではない」と述べた。

セールスフォースは、新しい就業形態が同社の公平性と多様性の改善に貢献すると期待している。サンフランシスコやニューヨークのような大都市にあるオフィスへ出勤する必要がないので、採用の面でも利点が大きい。

従業員の働き方の変更は、同社の物理的なオフィスに変化をもたらすだろう。同社は北米だけで19のオフィスがあり、その中には最近完成したサンフランシスコのセールスフォース・タワーも含まれている。タワーは高さ326メートルの超高層ビルで、建設費は11億ドルだ。ハイダーによると、今後はオフィスを、机が並んだものではなく、コラボレーションとブレイクアウトのスペースを備えた「コミュニティ・ハブ」として再設計するという。

ハイダーは、従業員がいつオフィスに復帰するかについては明らかにしなかったが、「COVID-19の感染状況を慎重に見極めることは、2021年のほとんどの期間、重要であり続けるだろう」と述べた。同社はまた、出社する際には建物に入る前の体温検査、マスク、清掃、接触追跡、健康状態の申告などの規則を設ける予定だ。

セールスフォースは当初、従業員に対して2021年の8月までは自宅で仕事をすることができると伝えていたが、他の多くのテクノロジー企業と同様に、同社の計画もここ数カ月で変更されたようだ。2020年、同社は世界中にある160のオフィスを徐々に再開し始めた。オフィスは「無菌の」「病院のような」環境にして、机の上のアクセサリーや巨大なグミの瓶など、手に触れるものを乗り除いたとCEOのマーク・ベニオフ(Marc Benioff)は2020年6月にニューヨーク・タイムズに語っていた

パンデミックの初期には、オフィススペースを安全に再開する方法についての21ページのハンドブックを公開していた。そこには、オフィス内の資材の一部を見直し、ガラス張りの仕切りを追加し、エレベーター内でも社会的距離を確保することが含まれていた。

現在、ワクチンがアメリカなど世界中で徐々に配布されていることから、セールスフォースは「パンデミック後」について考えて始めているようだ。同社が構想している地域密着型オフィスのイメージ図では、仕切りや社会的な距離を示すサインがなく、人々はホールで立ち話をし、従業員はテーブルの周りに座って仕事をしている。マスクは着用している人はいない。

[原文:Salesforce says 'the 9-to-5 workday is dead,' and will give employees 3 choices for how and where they want to work - including the option to work from home forever

(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)

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