2度目の弾劾裁判も「無罪」…… それでもトランプ前大統領は刑事訴追を「心配している」

ドナルド・トランプ

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  • アメリカの上院はトランプ前大統領への弾劾裁判で無罪との評決を下したが、トランプ前大統領が刑事責任を問われる可能性はゼロではない。
  • トランプ前大統領は連邦議会議事堂への乱入事件をめぐって自身が起訴されるのではないかと、不安を口にしているとCNNが報じた
  • トランプ前大統領は、ジョージア州やニューヨーク州の司法当局による刑事事件の捜査対象にもなっている。

トランプ前大統領は自身の側近に対し、1月6日に発生した連邦議会議事堂への乱入事件をめぐって、自身が起訴されるのではないかと不安を口にしていると、複数の関係者がCNNに語った。

アメリカの上院は2月13日(現地時間)、トランプ前大統領への2度目の弾劾裁判で無罪との評決を下した

しかし、弾劾裁判で無罪となったからといって、前大統領が今後、刑事責任を問われる可能性がゼロというわけではない。

「彼はそれを心配しています」とトランプ前大統領の側近の1人はCNNに語った。

前大統領の煽動が議会乱入につながったとする弾劾裁判は57対43で「無罪」となった。

民主党の上院議員50人全員と共和党の上院議員7人が「有罪」に投票したが、必要な3分の2には届かなった。

ただ、共和党の上院議員の大半が「無罪」に投票したものの、中には前大統領が今後、刑事責任を問われる可能性があると指摘する声もある。

「最終的な責任は我々の刑事司法制度を通じてもたらされることになる」と共和党のトム・ティリス上院議員(ノースカロライナ州選出)は語った。

「法を超越したり、刑事訴追から免責される大統領はいない。トランプ前大統領も例外ではない」とティリス上院議員は付け加えた。

上院共和党のトップのマコネル院内総務も、弾劾裁判では「無罪」に投票したものの、同じく批判的だ。

「弾劾裁判はアメリカの正義にとって最後の法廷ではない。この国には刑事司法があり、民事訴訟もある。そして、前大統領はどちらからも免責されるものではない」とマコネル院内総務は語っている。

ワシントンD.C.では1月、連邦検察のマイケル・シャーウィン検事正代行が議会乱入に関わった全ての人に扇動罪や暴動罪の容疑がかけられる可能性があるとし、トランプ前大統領が含まれる可能性も否定しなかった

「我々は全ての関係者を調べており、何らかの役割を果たし、それに犯罪の要素があるとの証拠がある者は訴追される」とシャーウィン検事正代行は語った。

トランプ前大統領は他の事件の捜査対象にもなっている。

ジョージア州の司法当局は10日、トランプ前大統領がジョージア州の選挙結果を覆そうとした問題をめぐって、刑事捜査に着手した

ニューヨーク州の司法当局もトランプ前大統領や前大統領が所有する企業を捜査していて、その範囲を拡大させていると、ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。

[原文:Despite his impeachment acquittal, advisers say Trump is still 'worried' about criminal prosecution

(翻訳、編集:山口佳美)

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