『バック・トゥ・ザ・フューチャー』より。
Universal Pictures
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985年)は、何十年にもわたってSF映画に影響を与えてきた、多くの人々に愛される作品だ。
映画の中で、「ドク」ことエメット・ブラウン博士(クリストファー・ロイド)はデロリアンをタイムマシンに改造し、マーティ・マクフライ(マイケル・J・フォックス)を1950年代に飛ばしてしまう。
1955年にタイムトラベルしたマーティは、未来に戻るためにあらゆる手を尽くす。だが、まずは戻るべき未来のために、自身の両親を恋に落ちさせなければならなくなる。
Insiderでは、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が好きなら、きっと気に入るであろう12の映画をまとめた。
『ゴーストバスターズ』(1984年)
『ゴーストバスターズ』より。
Columbia Pictures
SF映画の定番。ユーモアとホラーのバランスが素晴らしい。
『E.T.』(1982年)
『E.T.』より。
Universal Pictures
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の製作総指揮スティーヴン・スピルバーグが手掛けたこの作品も、SF映画というジャンルに大きな影響を与えた。
『シー・ユー・イエスタデイ』(2019年)
『シー・ユー・イエスタデイ』より。
Netflix
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でマーティが自身と兄、姉の存在を守ろうとしたように、『シー・ユー・イエスタデイ』でも主人公たちがタイムマシンを使って兄の命を救おうとする。
『恋はデジャ・ブ』(1993年)
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』と同じ、タイムトラベルもの。気象予報士が同じ日を何度も繰り返す、ユーモア溢れる作品。
『パーム・スプリングス』(2020年)
『パーム・スプリングス』より。
Neon/Hulu
時間旅行ものの映画として新鮮味があり、面白いだけでなく、生きていることの意味や誰とその時間を共有すべきかといった哲学的な問題を考えるきっかけにも。
『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』(2013年)
『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』より。
Universal Pictures
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でマーティは両親を結び付けようとするが、『アバウト・タイム』では、ティムは自分の恋人を見つけるためにタイムトラベルを使う。
タイムトラベル映画としても、日常生活の中の小さな幸せを探す物語としても成功している。
『理由なき反抗』(1955年)
『理由なき反抗』より。
Warner Bros.
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のマーティがタイムトラベルした1950年代の雰囲気をより深く知りたい人にオススメ。
『ベスト・キッド』(1984年)
『ベスト・キッド』より。
Columbia Pictures
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でマーティの父ジョージ(クリスピン・グローヴァー)がいじめっ子のビフ(トーマス・F・ウィルソン)に抵抗することを学んだように、『ベスト・キッド』ではダニエルがミスター・ミヤギから空手と、自尊心の大切さを学ぶ。
『ティーン・ウルフ』(1985年)
『ティーン・ウルフ』より。
Wolfkill/"Teen Wolf"
マイケル・J・フォックス主演。
1980年代の批評家による評価の最も高い映画ではないかもしれないが、『ティーン・ウルフ』はフォックスのハリウッド希望の星としての地位を固めることにつながった、楽しい映画だ。
『殺人ゲームへの招待』(1985年)
『殺人ゲームへの招待』より。
Paramount
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は、クリストファー・ロイド演じる風変りだが才気あふれる「ドク」の存在なくしては、違ったものになっていただろう。
『殺人ゲームへの招待』は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』と同じ年に公開され、公開当初は失敗だったものの、のちにカルト的な人気作となり、ロイドの人々から愛されるコメディアンとしてのステータスを不動のものにした。
『恋しくて』(1987年)
『恋しくて』より。
Paramount Pictures
リー・トンプソンが『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でマーティの母ロレインを演じたのは記憶に残っているだろうが、ファンの中には『恋しくて』でキースを演じたエリック・ストルツも当初、マーティ役で本作にキャスティングされていた(のちにマーティ役はフォックスに交代)ことを知らない人もいるかもしれない。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のセットで会った後、トンプソンとストルツは『恋しくて』で共演し、素晴らしい相性の良さを見せた。
『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994年)
『フォレスト・ガンプ/一期一会』より。
Paramount
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のロバート・ゼメキス監督が数年後に監督を務めたのが、批評家による評価も高い『フォレスト・ガンプ/一期一会』だ。
ファンの中には、エンドロールに出てくるアラン・シルヴェストリの名前に気付いた人もいるかもしれない。ゼメキス監督は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の音楽を手掛けたシルヴェストリと『フォレスト・ガンプ』で再び仕事をしている。
[原文:12 movies to watch if you love 'Back to the Future']
(翻訳、編集:山口佳美)