今日17日(水)早朝から関東地方の沿岸部では南西の風が強く吹いています。千葉県や神奈川県に加えて、東京都の一部でも風に向かって歩けないほどの非常に強い風が吹き、東京駅と千葉県の蘇我駅を結ぶ京葉線が一時運転を見合わせるなど、一部の路線に遅れが出ています。
関東では秒速25メートル前後の最大瞬間風速を観測
日本付近は冬型の気圧配置が強まっています。関東付近はまだ寒気が南下しきっていないこともあり、西~南西の風が吹いています。特に神奈川県から千葉県にかけて風が強く、9時までの最大瞬間風速は千葉市で秒速26.3メートル、神奈川県小田原市で秒速24.1メートル、横浜市で秒速22.9メートルを観測しました。
今日いっぱい強風続く。交通機関に影響も
17日(水)12時の風向風速の予想。
ウェザーニュース
東京や神奈川、千葉では昼過ぎにかけて風が強まりやすく、特に沿岸部では、風の強い状態は今日いっぱい続く見込みです。風に向かって歩くことができないような突風が吹くおそれがあります。車の運転はハンドルを取られないように、安全を第一に考え、スピードを落とすなど慎重にしてください。
また、このあとも沿岸部を走る電車の運転見合わせや遅延、高速道路では通行止めが発生する可能性があります。電車や車での移動をされる方は、最新の運行情報や交通情報を確認するようにしてください。
昨日に引き続き花粉が飛びやすい
17日(水)9時時点の花粉飛散状況。
ウェザーニュース
強い風の影響で、スギ花粉の飛散が増えています。晴れて空気が乾燥しているうえに、強風でスギ花粉は拡散しやすい状態です。ウェザーニュースが独自に設置している花粉観測機、ポールンロボでも神奈川や千葉を中心にすでに多くの花粉を捉えています。
気温は昨日ほど上がらないもののすでに10℃を超えているところが多く、関東各地で花粉は多く飛ぶ予想です。外出する際はしっかりと花粉対策を行い、室内の換気を行う際も十分注意をしてください。
(文・ウェザーニュース)
"ウェザーニュース"より転載(2021年2月17日公開の記事)
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