橋本新会長が“セクハラ疑惑”報道で釈明「軽率な行動を反省」「厳しい声受け止める」

就任会見に臨む橋本聖子氏。

就任会見に臨む橋本聖子氏。

Tokyo 2020公式ライブ配信

東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の新会長に選ばれた橋本聖子氏(56)。2月18日夜の就任会見では、7年前に報道された「セクハラ疑惑」について報道陣から問われ、釈明する場面があった。

橋本氏は2014年、打ち上げパーティーの席上でフィギュアスケートの男性選手に対してキスを迫ったとして、『週刊文春』に「セクハラ疑惑」と報じられた。

こうした経緯から女性差別発言で辞任した森喜朗氏(83)の後任として適任なのか、懸念する声が出ていた。

橋本氏は「セクハラ疑惑」について、冒頭発言では触れなかった。該当部分のやりとりは以下の通り(※読みやすさを考慮し一部整文しています)。


——新会長就任の経緯にジェンダーの問題が背景にあったと述べられた。組織委員会の中でジェンダー(問題の解決策)を具体的にどう反映していくか。また、「ジェンダー」が重要だからこそ尋ねるが、会長自身の7年前の行動に対して「パワハラやセクハラではないか」という報道がある。それに対して、組織委員会のトップにふさわしくないのではという意見もある。どう受け止めるか。

橋本氏:今回の一連の問題に対して、私が会長職を担うことになった。これは早急な対応が必要と思っている。今月内には新たな方向性をしっかりと提示していきたいと思います。

それは組織委員会の女性の比率を40%にする。そして多様性と調和をしっかりと打ち出して、タスクフォースを立ち上げるなどしてIOC(国際オリンピック委員会)にもIPC(国際パラリンピック委員会)にも提言する。

そういった流れを早急に、多くの方に理解していただけるような改革を早急にやらせていただきたい。

ご指摘の私自身の軽率な行動について、深く反省している。

7年目にそういった一連の問題が出されたわけですが、そのことについては、その当時も今も深く反省しておりまして。

しっかりとその経緯を、自分自身に受け止めながら、この会長職を全うすることで、そしてしっかりと多様性というもの、そして男女平等、あらゆる問題に対して、オリンピズムの原則、オリンピックムーブメント、そういったことを着実にすすめていくことを、私自身、身をもってしっかりと進めていくことが、皆さま方にご理解いただけることになるかと思います。

非常に厳しい声というのは受けとめております。

そういったことが一つひとつ解決していくには、自分自身が、身を正して、東京大会がどういう位置づけであって、そしてジェンダーをはじめとする多様性と調和を、どのように新たな改革の中で、組織委員会として、世界に打ち出すことができるかにすべてがかかっていると思います。

私自身、身を賭(と)してこの場に来ましたので、全力で問題解決に自ら進んでやっていきたいと思っています。


就任会見に先立って橋本氏は新会長に選出されたことを受けて、理事会で発言する機会があった。

橋本氏は「身の引き締まる思い」と述べた一方、「会長を引き受けた背景には、男女平等の問題があったと思っている」と強調。組織委員会の女性比率の向上にスピード感を持って取り組む姿勢を示した。

(文・横山耕太郎、吉川慧)

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