ヘンリー・トーマスがエリオットを演じた。
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E.T.が「オウチ デンワ」してから約40年。あれから一部の出演者はハリウッドの大スターとなり、一部の出演者はスポットライトから距離を置いている。
映画『E.T.』のキャストたちは今、何をしているのだろうか?
主人公のエリオット(10)を演じたのは、ヘンリー・トーマスだ。
エリオット。
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この映画に出演した時、トーマスは11歳だった。
2012年には、トーマスがオーディションを受けた時の映像がYouTubeに投稿され、話題となった。素晴らしいパフォーマンスを見せたトーマスに、スピルバーグ監督は「オーケー、君で決まりだ!」と言った。
テキサスで学業を終わらせるために休みを取った後、トーマスはスクリーンに戻ってきた。直近ではNetflixの番組に登場した。
ヘンリー・トーマス(2013年)。
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トーマスはNetflixの『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』や『ザ・ホーンティング・オブ・ブライマナー』の他、映画『スターガール』やテレビドラマ『Betrayal』などに出演している。映画は『レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い』や『ギャング・オブ・ニューヨーク』『親愛なるきみへ』にも出演した。
直近では、Netflixの『好きだった君へ:これからもずっと大好き』でピーターの父親を演じている。
エリオットの兄マイケルを演じたのは、ロバート・マクノートンだ。
左からエリオット、ガーティ、マイケル。
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映画の中で、マイケルはE.T.の世話をする弟を助ける。
マクノートンは14歳でこの役を獲得する前は、テレビ映画に何本か出演していた。
1980年代に何本かテレビ映画に出演した後、マクノートンは俳優を辞め、郵便配達員として働き始めた。
ロバート・マクノートン(2015年)。
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1988年の『Frankenstein vs. the Mummy』以来、初めてマクノートンが演技をしたのは2015年の『ある殺し屋 KILLER FRANK』だった。
マクノートンは2017年のYahoo Entertainmentの取材で、30歳になる頃にはオーディションに疲れ、「定職」に就こうと決めたのだと語った。1995年に郵便配達の仕事を得て、今はニューヨークで働いているという。ただ、『ストレンジャー・シングス』の制作者に呼ばれたら、演技の世界に戻るだろうと話した。
エリオットの妹ガーティを演じた時、ドリュー・バリモアは6歳だった。
ガーティ。
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映画が1982年に公開された時、バリモアは7歳だった。彼女の両親と父方の祖父母も俳優だった。
バリモアはハリウッドの大スターになり、現在はCBSのトーク番組『The Drew Barrymore Show』で司会を務めている。
ドリュー・バリモア。
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10代で依存症に悩まされた後、バリモアは治療を求め、ハリウッドを支配した。『ウェディング・シンガー』や『チャーリーズ・エンジェル』『50回目のファースト・キス』といった象徴的な映画に出演した。
2017年から2019年まで『サンタクラリータ・ダイエット』で主演、製作総指揮にも名を連ね、テレビの世界に進出。自身のトーク番組のファーストシーズンは2020年にスタートした。
子どもたちの母親メアリーを演じたのは、ディー・ウォレスだ。
メアリー。
Universal Pictures
『E.T.』の前は『ステップフォード・ワイフ』や『ハウリング』といった映画に出演していた他、複数のテレビ番組にもゲスト出演していた。
ウォレスは俳優を続けていて、直近ではFOXの『9-1-1:LA救命最前線』シリーズに出演。ヒーラーとしても活動している。
ディー・ウォレス(2019年)。
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『クリッター』といったホラー映画を中心に、ウォレスは1980年代に出演した映画で最も良く知られているものの、俳優を続けていて、今後もホラー映画『The Nest』や『Final Cut』、ドラマ『Catch a Fallen Star』に出演する予定だ。
また、複数の自己啓発本も書いていて、ウォレスのウェブサイトによると、週に1度インターネット・ラジオの番組で司会を務め、月に1度ウェビナーを開いているという。
「キーズ」として知られる、E.T.を調べる政府関係者を演じたのはピーター・コヨーテだ。
キーズとエリオット。
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『E.T.』でこの役を手に入れる前、コヨーテは『Isabel's Choice』や『The People vs. Jean Harris』といったテレビ映画で俳優の仕事をスタートさせた。
コヨーテは今も俳優の仕事を続けている。直近では政治ドラマ『The Comey Rule』でロバート・モラーを演じた。
ピーター・コヨーテ(2016年)。
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コヨーテは『赤い航路』や『ウォーク・トゥ・リメンバー』『エリン・ブロコビッチ』といった有名映画に出演してきた。2015年にはPBSのドキュメンタリー『The Roosevelts: An Intimate History』でのナレーションが高く評価され、プライムタイム・エミー賞を受賞した。
コヨーテは今後、『Jesus and the Others』『The Girl Who Believes in Miracles』に出演する予定だ。
当局からE.T.を隠すのを手伝ったマイケルの友人タイラーを演じたのは、C・トーマス・ハウエルだ。
左からタイラー、スティーブ、グレッグ、マイケル。
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『E.T.』でハウエルは初めて映画の役を手に入れた。
『E.T.』で俳優のキャリアをジャンプスタートさせたハウエルは、『アウトサイダー』や『ヒッチャー』といった映画で主演を務めた他、『クリミナル・マインド FBI行動分析課』といったテレビ番組にも出演している。
C・トーマス・ハウエル(2017年)。
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ハウエルは1980年代以降、テレビと映画で活躍し続けてきた。最近では『ウォーキング・デッド』や『BOSCH/ボッシュ』に出演していて、今後は『The Wrong Path』『Mama's Eggnog』『The Express』に出演予定だ。
エリオットが思いを寄せていた同級生を演じたのは、エリカ・エレニアックだ。
エリオットの同級生。
Universal Pictures
『E.T.』でエレニアックは初めて映画の役を手に入れた。
エレニアックはテレビドラマ・シリーズ『ベイウォッチ』の他、『沈黙の戦艦』や『ブロブ/宇宙からの不明物体』『ビバリー・ヒルビリーズ/じゃじゃ馬億万長者』といった映画にも出演している。
エリカ・エレニアック(2019年)。
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直近の映画としては、2018年の『Cor Values』に出演している。『CSI:マイアミ』や『デスパレートな妻たち』にもゲスト出演している。
[原文:WHERE ARE THEY NOW: The cast of 'E.T. the Extra-Terrestrial' 39 years later]
(翻訳、編集:山口佳美)