Zホールディングス(ZHD)とLINEの経営統合(3月1日)を受け、決済領域でもアプリ統合に動く。写真は16時30分より開催中の説明会の模様。
撮影:小林優多郎
3月1日、ヤフーを傘下におくZホールディングス(以下、ZHD)とLINEが経営統合を果たした。共通の事業領域を複数もつ日本のテックジャイアントの動きに注目が集まるなか、さっそく経営統合の影響が見えてきた。
競合する事業であるバーコード決済領域において、「LINE Pay」は「PayPay」に統合する方針であることがわかった。
2社連名のリリース文のなかでは、次のように表現されている。
3月1日16時30分から開催中の経営統合に関する説明会のリリース文より。LINE PayがPayPayに統合される方針が示された。
撮影:小林優多郎
「PayPayとLINE Payは2022年4月にLINE Payの国内QR・バーコード決済を『PayPay』に統合すべく協議を開始しました」
なお、協議の結果を待たず、4月下旬以降、既存のPayPay加盟店のうちバーコードをスキャンして支払う、PayPayの(QRコードをユーザー側の端末で読み取る)MPM加盟店で、LINE Payでの支払いもできるようになる。
(文・伊藤有)