ダイムラーが出資するブラックレーン、高級車の配車サービスを開始…ビジネス客向けでウーバー、リフトに対抗

ダイムラーが高級車の配車サービス、ブラックレーン

ブラックレーンは、高級配車サービスを3月末までに21都市で展開する予定だ。

Blacklane

  • ブラックレーンが3月1日、高級配車サービスを開始した。
  • 同サービスはまずニューヨークで始まり、2021年3月中にさらに世界の20都市に展開する予定だ。
  • ブラックレーンは、乗車予約や時間単位での支払いが可能だ。

配車サービスのブラックレーン(Blacklane)が、ウーバー・ブラック(Uber Black)やリフト・ラックス(Lyft Lux)の競合となる、高級車の配車サービスを開始した

ドイツを拠点とする同社は3月1日、新しい配車サービスをニューヨークで開始し、3月末までにロンドン、ドバイ、ベルリン、パリ、フランス、ボストン、シカゴ、マイアミなどの20都市に展開するとプレスリリースで発表した。

メルセデス・ベンツの親会社、ダイムラー(Daimler)が出資するスタートアップであるブラックレーンは、同社ウェブサイトによると、現地の運転代行企業と提携し、メルセデス・ベンツ・EクラスやBMW5シリーズ、アウディA6、キャディラックXTSなどの高級車で顧客を送迎する。

同社は、アプリの利便性に加えて車のアメニティとサービスを求めるビジネス客をターゲットにしている。ビジネス客にとってのもう1つの利点は、ブラックレーンはウーバーやリフトとは異なり、走行距離に応じた請求だけを行い、高速料金や予測不可能な混雑時間帯の追加料金は請求しないことだ。

ビジネス客は、航空会社や配車サービスなどの交通サービスにとって、それ以外の顧客より高い利益をもたらす存在であることが多い。ウーバーは、配車サービス、フードデリバリー、メッセンジャーなどをまとめた企業向けサービスであるウーバー・フォー・ビジネスとともに、ウーバー・ブラックでそのような層をターゲットにしている。

いくつかの企業が試みたが、現在アメリカでウーバーやリフトと本格的に競合するようなスタートアップは存在しない。だが、新型コロナウイルスの感染拡大で配車サービスの需要が著しく低迷したため、ブラックレーンはシェア獲得のチャンスがあると考えているようだ。

ブラックレーンはすでに50カ国で展開しており、時間単位のサービスと合わせて、空港送迎サービスを提供している。顧客は、定額料金で主要都市間の乗車もできる。例えば、ニューヨークとワシントンD.C.の間は399ドル、フィラデルフィアとニュージャージー州アトランティックシティの間は99ドルだ。

ブラックレーンはカーボンニュートラルであり、グローバルで電動化に取り組んでいると述べている。同社は2021年1月、ジャガー・ランドローバーが所有し、ジャガーのI-Paceを使用する電気自動車の配車サービス「Havn」の株式の過半数を取得した。


米Insiderを運営するInsider Incを所有するアクセル・シュプリンガー(Axel Springer)社はウーバーに出資している。

[原文:A high-end car service backed by Daimler is launching in 8 US cities as it attempts to compete with Uber and Lyft

(翻訳:Makiko Sato、編集:Toshihiko Inoue)

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