ミスコンへのトランスジェンダーの参加禁止…オレゴン州の連邦地裁が訴えを棄却

ミスUSA

FOX / Getty Images

ミスUSAコンテストは、2月25日にオレゴン州の連邦判事がトランスジェンダーによる差別の訴えを棄却したことで、同コンテストへのトランスジェンダーの出場を拒否することができるようになった。

地元紙のオレゴニアンによると、トランスジェンダーのミスコンテストで成功を収め、2019年のミス・アース・エリート・オレゴンの優勝者であるアニタ・ノエル・グリーン(Anita Noelle Green)は、2019年にミスUSAへの出場を禁止され、訴訟を起こした

Themによると、グリーンはミスUSAのプロデューサーからコンテストに応募するように言われたという。その後、プロデューサーはコンテストは「生まれながらの女性」のためのものだと言って招待を取り消した。

コートハウス・ニュースが入手した裁判書類の中で、グリーンは「私は、すべての女性と同じ思いで、コンテストに参加したいと思っている。それは、自信と安定感を得て、美しく華やかな気分になるため」と述べている。

ミスUSAの弁護士は、この組織は私的なものであるので、「生まれながらの女性」のための祭典とすることが許されると主張した。

オレゴン州のマイケル・W・モスマン(Michael W. Mosman)判事は、ミスUSAコンテストは憲法修正第一条で保護されており、「そのコンテストは商業的なものというよりも『表現的』な組織だ」として訴訟を棄却したと、コートハウス・ニュースは報じている。

ミスUSAの弁護士、ジョン・T・ケンプ(John T. Kaempf)はオレガニアンに対し「皆さんが思っていることとは反対に、私の依頼人であるミスUSAは多様性を支持している。ミス・ブラックUSA、ミス・ネイティブ・アメリカン、そしてトランスジェンダーのページェントがあってよいと考えている」と述べた。

グリーンは、今回の訴訟は棄却されたが、この訴訟によって、コンテストの世界やもっと広い世界で、トランスジェンダーの女性に対する差別に注目が集まるようになったと述べた。

「今回の問題は、多くの人々がまだ気づいていない問題に意識を向けさせた。ミスコンの世界の中でさえ、いまだにトランスジェンダーの人々に対する差別が、民間でも公的機関でも、存在している」とグリーンはオレゴニアンに語った。

[原文:Miss USA has won the right to ban trans women from the competition

(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)

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