TikTokで人気のエリカ・リシュコさん。
Erika Rischko
- エリカ・リシュコ(Erika Rischko)さんは81歳の「フィットネス・ジャンキー」だ。TikTokのフォロワー数は13万2000人を超える。
- ドイツ在住のリシュコさんは、夫ディーターさんと一緒にワークアウトやダンスをする動画を投稿している。
- リシュコさんは、自分は50代でフィットネスにはまった「遅咲き」だとInsiderに語った。
81歳のドイツ人女性がTikTokで大人気となっている。ワークアウトやダンスの動画のおかげだ。
現在、TikTokのフォロワー数が13万2000人を超える、ケルンに近いランゲンフェルトに住むエリカ・リシュコさんがTikTokを始めたのは2020年の春、新型コロナウイルスのパンデミックでドイツがロックダウン(都市封鎖)していた時のことだ。
自分の動画がこれほど注目されるとは「全く想像もしなかった」とリシュコさんはInsiderに語った。
自らを「フィットネス・ジャンキー」と呼ぶリシュコさんは、「夫と一緒にワークアウトやダンスをするのが大好き」だという。
4月で82歳になる夫ディーターさんもしばしば妻の動画に参加していて、2人は去年、TikTokで多くのダンスチャレンジに挑戦してきた。
ただ、多くのフォロワーを驚かせているのは、リシュコさんのワークアウトだ。彼女は定期的にプランクやウエイトリフティング、TRXを使ったワークアウトの動画を投稿している。
50代になって初めてエクササイズが好きになったというリシュコさんは、始めるのに遅過ぎることはないと人々に知ってもらいたいという。
「わたしは遅咲きです」とリシュコさんはInsiderに語った。
「55歳の時に娘がわたしをジムに入会させて、それ以来、定期的に運動するようになりました。TRX、deepWORK、スピニングのクラス、ウエイトリフティング、ピラティス、ヨガ、ファンクショナル・フィットネスなど、いろいろなエクササイズを組み合わせるのがわたしは好きです。でも、1つだけ選ぶとしたら、ファンクショナル・フィットネスですかね」
50代になるまで、エクササイズにはあまり興味がなかったという。
Erika Rischko
TikTokはZ世代のイメージが強いものの、リシュコさんはこのアプリが大好きだ。
「何よりもまず、わたしはこのアプリをものすごく楽しんでいます。とっても楽しいんです」
「それから、わたしはチャレンジが大好きで、デュエットを心から楽しんでいるんです。コメントも素晴らしくて、動画をまた投稿しようというモチベーションになっています。みなさんが年齢に関係なく、もっとアクティブになろうと思うきっかけになったらいいですね」
人々からもらう反応は「ポジティブなものばかり」だという。
フィットネスはどんな年齢の人にも向いていると、リシュコさんは考えている。
Erika Rischko
「『刺激になっています』とか『年齢がただの数字であることを証明していますね』とか『わたしのおばあちゃんになって』といったコメントが大好きです」
「本当に光栄ですし、今でもこんなに多くの若い子たちがわたしをフォローして、動画に『いいね』をしたり、コメントをしてくれていることが信じられません」
リシュコさんは自分の投稿の再生回数やシェア、コメント、「いいね」の数を見ると、「今でも圧倒される」という。
「本当に夢のようです」とリシュコさんは語った。
ただ、高齢のフィットネス・インフルエンサーはリシュコさんだけではない。ジョアン・マクドナルド(Joan MacDonald)さん —— またの名を「Train With Joan」 —— も2017年1月に70歳でウエイトトレーニングを始め、そのインスタグラムは117万人以上がフォローしている。
[原文:An 81-year-old woman has become a TikTok fitness star, and people love her workout and dance videos]
(翻訳、編集:山口佳美)