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史上初のブラックホールの撮影から2年。あの画像から何が分かり、何が分からなかったのか。

EHTによって観測されたのは、巨大楕円銀河「M87」の画像。

EHTによって観測された巨大楕円銀河「M87」に存在するブラックホールの影の画像。

出典:EHT Collaboration

あなたは覚えているだろうか。

人類史上初めて「ブラックホール」の撮影に成功したことが発表されたあの日の興奮を……。

2019年4月10日。この日、世界6カ所で同時に行われた記者会見で、「ブラックホール」の姿が初めて世界に公開された。筆者も、ベルギー・ブリュッセルで行われた会見に参加したうちの一人だ。

当時、世界中の新聞の1面を飾り、テレビ等でも大きく報道されたブラックホールの画像は、「イベント・ホライゾン・テレスコープ」(Event Horizon Telescope, EHT)と呼ばれる、世界中の200人以上の研究者が関わる巨大な国際共同研究プロジェクトによって得られたものだ。

EHTによって観測されたのは、巨大楕円銀河「M87」の画像。

その中心核に存在する巨大なブラックホールによって作り出された「影」と、それを縁取る「光の輪」が撮影されたのだ。このドーナツの様な明るいリングとその中心にある黒い穴の発見によって、人類はブラックホールが本当に存在していることを史上初めて視覚的に捉え、その存在は決定的なものとなった。

あれから、もうすぐ2年。

ではこのドーナツのような画像から一体何が分かり、何が分からなかったのか。EHTの理論作業班の世話人として理論的な解釈と論文の執筆に携わった筆者が、ブラックホールの「影」を撮影した“後”、これまで何が行われてきたのかを前後編の2回に分けて紹介する。

ブラックホールとは何か?

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