2025年には市場規模が10倍に。米国で進む「埋込型金融」モデルとは:eMarketerレポート

携帯電話とクレジットカード

写真はイメージです。

Shutterstock/TippaPatt

近年台頭してきた「埋込型金融(embedded finance)」と呼ばれるソフトウェア配信モデルが、金融サービス業界を大きく変革しようとしている。本レポートでは、金融サービス分野のリーダーたちがこのモデルへの理解を深め、新市場を切り開くための一助となるよう、埋込型金融の主なトレンドと潜在的な成長機会について解説する。

「埋込型金融」とは

非金融機関が、自社サービス内でユーザーに金融商品や金融サービスを提供することを「埋込型金融」と呼ぶ。金融サービスを利用する際の顧客体験は非金融機関が完全にコントロールする。見方を変えると、金融機関が一般企業(非金融機関)を介して金融商品やサービスを流通させることをいう。

伸びる「埋込型金融」市場

埋め込み型金融比較

「埋込型金融」による2020年と2025年の収益をセグメント別に比較。左から「資産運用」「消費者金融」「保険」「決済」。

Insider Intelligence

他業種からの参入も含め、世界の埋込型金融企業の時価総額の合計は、2030年に7.2兆ドル(約767兆円)に達する見込み。また、アメリカの埋込型金融市場については2020年の年間収益は225億ドルだったが、2025年には922%増の2300億ドルに迫る予想だ。

「埋込型金融」の今後

埋め込み型金融比較

「埋込型金融」による2020年と2025年の収益をセグメント別に比較。左から「資産運用」「消費者金融」「保険」「決済」。

Insider Intelligence

業界・消費者動向やマクロ経済などさまざまな要因が絡み合い、今後10年の間にヨーロッパやイギリス、アメリカで、埋込型金融は勢いを増していくことが予想される。「お金の管理」に関して消費者はIT大手をますます信頼するようになっており、金融分野におけるIT大手の存在感が高まっている。そのため今後、埋込型金融はメインストリームになっていくだろう。

インサイダー・インテリジェンスによる調査レポート「解説:埋込型金融」では、「埋込型金融」の概念を定義。金融サービスや金融商品の流通や利用方法に与えるかもしれない影響について説明する。また、埋込型金融が実際にどのように機能するかを示すため、具体的な事例をいくつか紹介する。

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[原文:The Embedded Finance Explainer: Nonfinancial companies are increasingly looking to offer financial products via their platforms—here's how innovative FIs can partner with them to capture a $7 trillion opportunity

(翻訳・野澤朋代)

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