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ピザ、スイーツ、カエル、検査キット…… コロナ禍で自動販売機の人気が高まっている

自動販売機

Syda Productions/Shutterstock

  • コロナ禍で自動販売機の人気が高まっている。ワシントン・ポストなど複数のメディアが報じた。
  • カンノーリのキットから調理済みのカエルまで、企業はさまざまな商品を自動販売機で売っている。
  • 中には、新型コロナウイルスの検査キットと夕食が同時に購入できる国もある。

消費者の需要が変化する中、新たなテクノロジーとソーシャルディスタンスが小売業界に革命をもたらしている。

ワシントン・ポストなど複数のメディアが報じているように、自動販売機やコンピューター制御の売店、その他のテイクアウト技術 —— 「無人小売店」とも呼ばれる —— が今、消費者に美味しいピザやシチリアの伝統菓子カンノーリのキット、真空パックの肉などを提供している。

ワシントン・ポストによると、全米自動販売協会(NAMA)のカーラ・バラクジー(Carla Balakgie)会長は、自動販売機の人気が高まっていると話している

「(自動販売機は)非接触で、安全だと考えられています。あらかじめ包装されているので、誰かに触られたり、息を吹きかけられたりもしていません。そして、テクノロジーがこれまで以上に自動販売機を安全なものにしています。中にはホバー機能がついているのでボタンに触れずに済むものもありますし、携帯電話のアプリやモバイルオーダーに対応しているものもあります」

ヨーロッパでは、自動販売機で買えないものはほとんどない。25ドル(約2700円)の4人分のパスタキットからカンノーリのキット、ティラミスの瓶まで、すぐに食べられるものに関しては消費者にはさまざまな選択肢が与えられている。

フランスも"食のイノベーション"には積極的だ。ブザンソンの近くにあるレストラン「Auberge du Château de Vaite」では、地元の季節のグルメ「グルヌイユ(カエル)」を自動販売機で売り始めたと、WorldCrunchが報じた。カエルは下準備済みまたはクリームとワインを添えた調理済みの状態で購入できるという。

日本ではコロナ禍でも約410万台の自動販売機が稼働している。さまざまな食べ物や飲み物に加え、新型コロナウイルスの迅速検査キットを購入することもできる。Gizmochinaの報道によると、これは医療機関の混雑を防ぐための取り組みだという。

自動販売機がこれまでになく人気が高いとはいえ、パンデミックによって引き起こされた"便利な食べ物"のトレンドはこれだけではない。ケンタッキーフライドチキンやバーガーキング、スマッシュバーガー(Smashburger)といった多国籍企業では、フードロッカーの導入も進んでいる。

最も基本的な使い方としては、食べ物を保管しておいて、客がそれを回収するというものだ。これは自動販売機同様、以前からあったものだが、コロナ禍で改めて注目されている。アメリカのファストフードチェーン「Rise Southern Biscuits & Righteous Chicken」のCEOトム・ファーガソン・ジュニア(Tom Ferguson Jr.)氏はInsiderのインタビューで、フードロッカーを利用する理由を次のように明かしている。

「わたしたちはただ、人々がウイルスをどう見ているかにかかわらず、安全だと感じてもらいたいのです。フードロッカーは非接触のやりとりができるというだけでなく、利便性を高めてくれます。わたしたちにとって最大のメリットは、キッチンのカルチャーに集中できるよう、わたしたちを自由にしてくれたことです。これがレストランのやりがいなのです」

[原文:How vending machines slot neatly into the pandemic trend of contact-free cuisine

(翻訳、編集:山口佳美)

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