チェリストのヨー・ヨー・マさん(2021年1月20日)。
Handout/Biden Inaugural Committee via Getty Images
- チェリストのヨー・ヨー・マさんは、新型コロナウイルスの2度目のワクチンを接種した後、15分の小さなコンサートを開いた。
- 演奏は医療従事者のためにマサチューセッツ州のワクチン接種会場で、自身のワクチン接種後の経過観察中に行ったもの。
- コロナ禍の人々を励ますために、マさんは1年前から自身の演奏の動画をツイッターにアップロードしている。
世界的なチェリストのヨー・ヨー・マさんは3月13日(現地時間)、新型コロナウイルスの2度目のワクチンを接種した後、15分の小さなコンサートを開いた。
演奏はワクチンの接種会場となっているマサチューセッツ州のバークシャー・コミュニティー・カレッジで働く人々のために、自身のワクチン接種後の経過観察中に行われたと、地元メディア『 Berkshire Eagle』が伝えた。
マさんは「何かお返しをしたかった」のだと、Berkshire COVID-19 Vaccine Collaborativeのリチャード・ホール氏は同メディアの取材に語っている。
コロナ禍の人々を励ますために、マさんがハッシュタグ「#SongsOfComfort」を付けて自身の演奏の動画をツイッターにアップロードし始めたのは、今からちょうど1年前だ。
「この不安な日々の中、わたしは自分に慰めを与えてくれる音楽をシェアし続ける方法を見つけたかったのです。最初の#SongsOfComfortは、ドボルザークの『家路』です」とマさんは2020年3月13日にツイートした。
「安全に過ごしてください」
Berkshire Eagleによると、マさんがその演奏でエッセンシャルワーカーを驚かせたのはこれが初めてではない。2020年9月にはピアニストのエマニュエル・アックスさんとともに、マサチューセッツ州のピッツフィールドやリーで一連のサプライズ・コンサートを行ったという。
(翻訳、編集:山口佳美)