写真で見る世界のロックダウン「厳しい現実」。宣言解除はこんなに難しい…監視兵配備、夜間外出禁止、4度の延長

ドイツ、イタリアはじめ欧州各国で新型コロナウイルス感染拡大の勢いが再燃し、ロックダウン(都市封鎖)を導入するケースが相次いでいる。各地の街頭などの画像から状況を見てみたい。

イタリアは2020年3月、欧州で初めて全土ロックダウンを導入。あれから1年、感染拡大の第三波を抑えるため、3月15日から国内主要都市で再度のロックダウンを始めた。

イタリア トレビの泉

観光名所「フォンタナ・ディ・トレビ(トレビの泉)」前にほとんど観光客がいない。再ロックダウン初日の3月15日。

Antonio Masiello/Getty Images

イタリアでは新規感染者数の7日間平均が3月に入って徐々に増加。週平均では1日あたりの感染者数が2万2000人、死者が360人を超える事態になっている。

イタリア

Riccardo De Luca/Anadolu Agency

フランスは3月17日時点では、再度のロックダウン突入をこらえている。ただ、2020年11月以降、救急医療体制のひっ迫が続いており、予断を許さない状況だ。

フランス フォリー=ベルジェール劇場

マネの代表作にも描かれたフランス・パリの「フォリー=ベルジェール劇場」前。3月17日。

Bertrand Rindoff Petroff/Getty Images

フランスの公衆衛生関係の専門家たちは、マクロン大統領に死者数の増加が懸念されるとして3度目のロックダウン導入を提案したが、拒否された。

フランス マクロン 大統領

3月17日、フランス・パリ近郊ポワシーの病院を訪れ、集中治療室(ICU)の状況について説明を受けるマクロン大統領。

YOAN VALAT/POOL/AFP via Getty Images

独ロベルト・コッホ研究所のローター・ヴィーラー所長は、3月上旬から「ドイツにおける第三波の拡大はすでに始まっている」と指摘。

フランス Wolt

3月5日、パンデミックで休業中のレストラン街を走り抜けるフードデリバリーサービス「Wolt(ウォルト)」の配達員。

Sean Gallup/Getty Images

コッホ研究所の疫学研究者ディルク・ブロックマンは、移動制限の拙速な緩和に加え、変異株の拡大により、新型コロナは「エクスポネンシャル(等比級数的)に」拡大していると指摘。

ドイツ ハンブルグ ザンクト・パウリ地区

世界屈指の歓楽街、ドイツ・ハンブルグのザンクト・パウリ地区の夜の光景。観光客もいまやほとんど見当たらない。

Markus Scholz/picture alliance via Getty Images

ドイツは3月3日、行動制限措置を3月28日まで延長することを決定。2020年11月に始まったロックダウンはほぼ5カ月続くことに。

ドイツ ケルン

ロックダウン延長が発表された3月3日、ドイツ4番目の都市ケルンにて。ショッピング街の店舗は閉鎖されたまま。

Andreas Rentz/Getty Images

ドイツの医療関係者らはワクチン戦略の遅れを批判する。接種済みは3月中旬時点で全人口の10%以下にとどまる(ちなみに日本は1%以下)。

ハレ ドイツ ザーレ

ドイツ東部ハレ(ザーレ)の市街。中世、ハンザ同盟の都市として栄えたこの都市でも、歩行者はまばらだ。

Hendrik Schmidt/picture alliance via Getty Images

2020年11月以降、夜9時から朝5時までの夜間外出禁止令と、高校・大学はオンライン授業のみに限定という厳しい行動制限の行われているハンガリー。3月上旬にはさらなる制限が発令され、現在はサービス店舗が2週間の閉鎖中で、食料品・医薬品を扱う店舗のみが営業を許可されている。

ハンガリー ロックダウン

3月8日、ハンガリーの首都ブダペスト中心部にて。パンデミックさなかの「国際女性デー」に、花を買って足早に歩き去る市民の姿。

ATTILA KISBENEDEK/AFP via Getty Images

行動制限の解除を求めて1000人規模の抗議デモを行った、ハンガリーの極右政党「わが祖国運動」。同国では、1日あたりの新規感染者数が過去最高水準で推移している。

ハンガリー ブダペスト

ハンガリーの首都ブダペスト、「英雄広場」で抗議デモを行う人々。

Bernadett Szabo/Reuters

ポーランドは3月20日から3週間の全土ロックダウンを行うと発表。店舗、ホテル、劇場・映画館も閉鎖される。同国では3月17日、年初来最多となる1日あたり2万5052人の新規感染者を記録。

ポーランド ロックダウン

3月20日から全土レベルのロックダウンが導入されるポーランド。これまでは地域レベルでの行動制限にとどまっていた。

Jaap Arriens/NurPhoto via Getty Images

中欧のチェコでは3月上旬、ロックダウンと外出制限の徹底を図るため、警察および軍隊を国内各地に配備した。

チェコ プラハ

3月1日、チェコの首都プラハ。ロックダウンで通りに人影は見当たらない。

Gabriel Kuchta/Getty Images

欧州のほとんどの国ではワクチン確保量が不足し、アメリカやイギリスに比べて接種が遅れている。そして、日本ではそれ以上に何もかも遅れている。

ポーランド クラクフ ワクチン

ポーランド・クラクフ大学病院にて。体温検査を受けてワクチン接種を待つ教員・研究者たち。

Beata Zawrzel/NurPhoto via Getty Images

[原文:Photos show what Europe's 3rd COVID-19 wave looks like as hospitalizations mount and Italy enters another lockdown

(翻訳・編集:川村力)

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