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イスラエルの「恐怖の洞窟」で6000年前の子どもの遺体を発見…「死海文書」や世界最古の編みかごも

イスラエルのユダヤ砂漠にある「恐怖の洞窟」で、発掘作業を行う考古学者。

イスラエルのユダヤ砂漠にある「恐怖の洞窟」で、発掘作業を行う考古学者。

Eitan Klein/Israel Antiquities Authority

  • 乾燥した洞窟の中で自然にミイラ化した子どもの遺体が発見された。
  • ここは1960年代に行われた発掘調査で40体の遺体が発見されたことから「恐怖の洞窟」と呼ばれている。
  • 今回発見された遺体は、CTスキャンの結果、6歳から12歳の女の子だと考えられている。

イスラエルのユダヤ砂漠にある「恐怖の洞窟」で、死海文書、世界最古とされる編みかごとともに6000年前の子どもの遺体が発見された。

「恐怖の洞窟」という名前は、1960年代に行われた発掘調査で40体の遺体が発見されたことに由来している。研究者らは、乾燥したこの洞窟の中で、自然にミイラ化した状態で保存されていた子どもの遺体を発見した。この洞窟へは、ロープで崖を降りなければたどり着けない。

スミソニアン誌によると、この子どもの遺体は皮膚や腱のほか、髪の毛の一部まで残っており、CTスキャンの結果、年齢は6歳から12歳で女の子だったと考えられている。

イスラエル考古学庁(IAA)の先史学者ロニット・ルプ(Ronit Lupu)は声明で次のように述べている。

「埋葬した人が子どもを毛布でくるみ、その端を子どもの体の下に押し込んでいた。ちょうど親が子どもにするように。子どもの手にも布が握られていた」

遺体とともに古代の死海文書が発見された。それはヘブライ語で書かれた最古の文書の1つだという。

An ancient complete basket

2021年3月16日、イスラエル考古学庁で公開された世界最古の編みかご。

REUTERS/Ammar Awad

今回発見された死海文書の断片は約2000年前のもので、ユダヤ教聖書に含まれる「十二小預言書」に記載されたナホムやゼカリヤの書を、ギリシャ語に翻訳したものだった。

インディペンデントによると、この文書に含まれるヘブライ語は神の名前だけで、この文書はローマに対するユダヤ人の反乱の際に隠されたと考えられているとNBCニュースは伝えている。

2021年3月16日、イスラエル考古学庁で公開された古代のコイン。

2021年3月16日、イスラエル考古学庁で公開された古代のコイン。

REUTERS/Ammar Awad

その他、1万年前に作られた世界最古の編みかご、第二次ユダヤ戦争の指導者バル・コクバの時代のものと思われる矢じりやコインも発見されたとガーディアンが報じている。

ガーディアンによると、イスラエル考古学庁は、考古遺物を盗掘から守るために、2017年から発掘に取り組んでいるという。

[原文:6,000-year-old child skeleton found in Israel's 'Cave of Horrors' along with ancient Dead Sea scrolls and world's oldest basket

(翻訳:仲田文子、編集:Toshihiko Inoue)

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