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バフェットは40年間ずっと年俸10万ドル…ただし、警備にはその3倍の費用がかかっている

ウォーレン・バフェットは40年間ずっと年収10万ドル

ウォーレン・バフェット。

Getty Images

  • ウォーレン・バフェットの年収は、過去40年間ずっと10万ドルだ。
  • バークシャー・ハサウェイは毎年、彼の警備にその3倍の金額をかけている。
  • バフェットは、約1000億ドルのバークシャー・ハサウェイの株式を保有し、慎ましく暮らしている。

ウォーレン・バフェット(Warren Buffett)は伝説的な投資家で、世界最大級の企業の指揮をとり、何十年もの間、世界で最も裕福な人物の1人に数えられている。だが、彼の報酬は年間10万ドルと控えめで、その金額は40年間上がっていないことが、アメリカ証券取引委員会(SEC)への提出書類でわかる。

バークシャー・ハサウェイ(Berkshire Hathaway)のCEO兼会長として、彼は自身の報酬額がいくらであるべきか取締役会に提案し、その他の役員の報酬もそこで決定する。90歳のバフェットの年収は1980年から変わらず10万ドルで、2019年のS&P500企業のCEOの平均年収である1500万ドルに比べるとごくわずかだ。

バフェットは現在、これ以外の収入源からもあまり多くの収入を得ていない。彼は、ワシントン・ポストや他の企業の役員を退く前、1990年代と2000年代前半には、役員報酬で年収の2倍の金額を得ていた。

彼がバークシャー・ハサウェイから受け取った最高額は2010年の52万5000ドルで、内訳は給与10万ドルと役員報酬7万5000ドル、警備費用としてあてられた35万ドルだ。同社はバフェット本人および自宅の警備に、彼に直接支払う金額よりもはるかに多くの費用をかけている。彼の安全を守るための費用は、2008年以降は年平均33万9000ドルで、合計で440万ドルになる。

バフェットは、高額の収入を求めていない。彼はおよそ1000億ドルのバークシャー・ハサウェイの株式を保有している(徐々に売却していっている)が、大金を使うこともない。彼は控えめな住居に住み、ごく普通の車に乗り、マクドナルドで朝食を食べる。

また、彼は社用車を使用せず、バークシャー・ハサウェイが会費を払っているクラブに所属せず、会社が所有する飛行機を個人利用で使うこともない。

バフェットは2017年のバークシャー・ハサウェイの株主総会で、彼の後継者の給与額について問われた際、給与に関する自身の考えを明かした。次期CEOはすでに裕福で、家族が生活するために必要な金額の10倍や100倍を稼ぐ動機がないことを希望すると語った。

「もしかしたら、実際のその人物の市場価格よりずっと低い金額で働くことで、模範を示そうとするかもしれない。そうなれば、すばらしいことだ」と彼は付け加えた。

バフェットは、CEOは企業が長期的な成功を収めることでインセンティブを得るべきだという固い信念を持っている。彼は、高額の年収やボーナス、短期のストックオプションは短期的な思考を促進すると考えている。

バフェットの右腕でバークシャー・ハサウェイの副会長を務めるチャーリー・マンガー(Charlie Munger)は、彼の考えに倣っている。彼の年収もまた、数十年の間、10万ドルであることが、SECの書類でわかる。

これに対し、バークシャー・ハサウェイの保険部門と非保険部門をそれぞれ率いるアジット・ジェイン(Ajit Jain)とグレッグ・アベル(Greg Abel)は、ずっと高額の収入を得ている。2人は過去3年間にそれぞれ1600万ドルの給与と700万ドルのボーナスを受け取っている。

最後に、バークシャー・ハサウェイの最高財務責任者であるマーク・ハンバーグ(Marc Hamburg)について見ると、彼の年収は1996年に30万ドルだったが、2020年には330万ドルに上がっている。

[原文:Warren Buffett's annual salary has been $100,000 for 40 years. Here's a look at the billionaire investor's unique compensation.

(翻訳:Makiko Sato、編集:Toshihiko Inoue)

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