世界幸福度ランキング56位、日本の実情は“中流国”。「人生選択の自由さ」は77位、「寛大さ」は148位

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2021年版(2020年までの調査分析が対象)の「世界幸福度レポート(World Happiness Report)」が公表された。

Screenshot of World Happiness Report website

世界各国の幸福度ランキングを示す「世界幸福度レポート(World Happiness Report)」の最新版が公表され、新型コロナウイルス感染症の幸福度への影響をテーマにしていることもあり、話題を呼んでいる。

ランキングは米調査会社ギャラップの世論調査データ(2018〜20年)を元に、国連の諮問機関「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)」が毎年作成しているもの。

幸福度は、各国年間1000人を対象に、考えうる最高の生活を「10」、最悪の生活を「0」とするハシゴを想定して、現在の生活がその10段階のハシゴの何段目に相当するのかを回答してもらい、国平均をスコアとする。

ただし、年間1000人という調査対象数は目安で、国によってデータを取得できない年(例えばシリアは2020年を含め直近5年間、世論調査が行われていない)もあれば、1000人以上のデータを取得している国もある(例えばインドは2020年に9453人から回答を得ている)。

幸福度ランキングそのものは上記の世論調査の国別平均スコアによって決められるが、そうしたスコアを形成する重要な要素として、「国民1人あたりGDP」「健康寿命」「寛大さ」「社会的支援」「人生選択の自由さ」「汚職の深刻度」も併せて示されている。

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