聖火リレーが始まった。
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- 東京オリンピック・パラリンピックの聖火リレーが3月25日、福島でスタートした。
- 今回の聖火リレーは、過去の大会と比べるとかなり違ったものになりそうだ。
- 街頭で聖火リレーを見守る人々の数も、過去の大会と比べるとかなり少ない。
東京五輪の聖火リレーは3月25日、静かな出発式とともに始まった。
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一般客は出発式には参加できず、出席者も互いにソーシャルディスタンスを取らなければならなかった。
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女子サッカー「なでしこジャパン」のメンバーらが121日間の聖火リレーの第1走者を務めた。聖火リレーは全国859の市区町村をめぐる予定だ。
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福島県のサッカー施設Jヴィレッジを出発した聖火は、福島の街を進んでいった。
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2011年の東京電力福島第一原発事故以来、福島では多くの地域で建物などが今もそのまま放置されている。
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大会組織委員会が"密"を避けるよう事前に呼びかけていたこともあり、沿道で聖火リレーを見守る人の数は少なかった。
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聖火リレーの始まりを見ようと、何千人もの人々が詰めかけた過去の大会とは大違いだ。下の写真は、2012年のロンドン五輪の聖火リレーの1シーン。
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2016年のリオ五輪の聖火リレー。
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聖火リレー初日の最後には、ちょっとしたエンターテインメントも用意されていた。
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だが、こちらも大観衆とはいかなかった。
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新型コロナウイルスの厳しい感染予防対策も取られていた。
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2012年、ロンドンでは聖火リレーの最終日を音楽フェスで盛大に祝った。会場となったハイドパークには8万人が詰めかけた。
2012年7月26日、ロンドン。
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聖火リレー初日、パンデミックの最中のオリンピック開催に抗議の声を上げる人々もいた。
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最近のある世論調査では「今夏、オリンピックを必ず開催すべき」と考えている日本人は16%しかいないことが分かった。
2021年3月23日、上野公園。
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2016年のブラジルでは、聖火リレーは"抗議"というより"パーティー"だった。
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国中に"誇り"が広がっていた。
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一方、東京オリンピック・パラリンピックの聖火リレーの初日は、限られた人々しか観戦できないこの夏の大会の異様さを予兆しているようだった。
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(翻訳、編集:山口佳美)