ノンバーバルな「音」をテーマにした動画をHondaが公開。今を生きる人に伝えたいメッセージとは

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提供:Honda

「視点や捉え方を変えると、いつもの世界が違うものに見えてくる──」

そんなことに気づかせてくれるムービーがある。
Hondaが制作したブランドムービーだ。

Hondaといえば車、バイクといった「移動」に関わる製品が代表的だが、耕うん機、除雪機、発電機など人々の身近な「暮らし」の中でも技術を展開し続けてきた。

今回、Hondaがその「暮らし」において提供したい価値や想いを多くの人に知ってもらうため、ブランドムービーを公開。そこに込められた想いを紐解いていく。

製品の枠を超えて、人々の暮らしに寄り添いたい

「技術は人に奉仕するためにある」という思想のもと、人の役に立つ喜びを追求してきたHonda。現在その想いは2030年ビジョン「すべての人に、『生活の可能性が拡がる喜び』を提供する ─世界中の一人ひとりの『移動』と『暮らし』の進化をリードする─ 」として表現されている。

自転車

自転車が主な交通手段だった当時、創業者の本田宗一郎氏は、遠くへ買い出しに行く妻を見て「これがあったら喜ぶだろう」と旧陸軍が所有していた無線機の発電用エンジンを自転車の補助動力にすることを発案。その後、エンジン技術を汎用し耕うん機を製品化した。

提供:Honda

Hondaが創立以来考えてきたのは、「エンジン技術は、どう人の役に立てるか」ということ。車やバイクで移動は楽になり、重労働である農作業や雪かき、芝刈りなどが機械化されることで作業効率は格段に向上した。“動力”が人の心や生活にゆとりをもたらし、ひいては夢を叶えるための“原動力”となったのだ。

Hondaは「人間中心」の製品づくりを掲げ、特に車やバイクについては、Honda側の思いがひとり歩きすることのないよう、必ず使い手が入ることのできる余白を残している。一人ひとり違うからこそ、使ったときにはじめてその人だけの喜びが生まれるよう、意識的につくられた大切な余白だ。

しかし耕うん機や芝刈機、除雪機といった「暮らし」領域の商品群は、使い手も限られる。使う人にとっては暮らしに根付いた製品だとしても、大多数の人にとっては車やバイクによる移動のほうが生活に近い存在だろう。

「移動」も「暮らし」もシームレスに、一つひとつの製品の枠を超えて今を生きる人たちの生活に寄り添いたい。そんなHondaの想いを伝えるべく、ブランドムービーの制作プロジェクトが始まった。

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Shutterstock

生活音とHondaの音に耳をすませば、心が躍り始める

コンセプトは『FLAT』。企業と人の関係に上下はなく、常にフラットであるべきという考え方だ。Hondaが理想や幸せを押し付けるのではなく、人々が喜んだり楽しんだりするきっかけをつくりたい。そんなメッセージを伝えるにはどうしたらいいか、という方向性で議論は進んだ。

そこで生まれたアイデアが、音だ。音は生まれた場所や育った環境を問わず本能的な刺激となり、各々の想像力をうまくかき立てる。誰しもが持っている、世界共通のノンバーバルな表現といえる。

ムービーのワンシーン

序盤に無表情であった主人公が、音に感情を揺さぶられ徐々に表情を明るくしていく様子が描かれた。普段気に留めていない何気ない音は、捉え方を変えればこんなにも心を躍らせるということがわかる。

ムービー内では部屋を歩く音、風で本がめくれる音、水滴、クッションや段ボール箱を叩く音などの生活音がHondaの芝刈り機の音、操作レバーの音、エンジン音に切り替わる。違和感もありつつ楽しいその音と、次第にフェードインする美しい音楽に主人公が共鳴していく遊び心満載の構成となっている。

日常のなかで身の回りにある音に意識を向け、いつもと違った視点で捉えてリズムや音楽にのっていくことで、新しい楽しさや喜びが湧いてくる。

ターゲットは、潜在的に持ち合わせている喜びや欲求を、自分の感覚で捉えて楽しむことができる人たち=今どきの生活者だ。

「今どき」とは年齢ではなく、楽しさや喜びを自分で見つけることのできる人だとHondaは捉えている。

進化するものと、変わらないもの。Hondaの信念とは

このムービーと並行して制作したWebサイトでは、ユーザーが自ら生活音やHondaの製品のエンジン音などを組み合わせて楽しめる仕様になっている。完成品ではなく、自分の個性を表現する余白。これもHondaの信念と通じるものがある。

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ブランドムービーより。

提供:Honda

ここまでに何度も出てきた「楽しい」という感情は、Hondaにとって大切なキーワードだ。たとえば「自分だけのガーデンをつくりたい」と家庭用の耕うん機を使い、趣味を楽しむ。そんな能動的に楽しむ人の生活に寄り添って、喜びをサポートしていきたいという想いがある。

自粛が推奨され、一堂に会する機会が失われるなかで、ステークホルダーとどうフラットな関係をつくるか。コロナ禍という厳しい時代を前向きに捉え「音」というアイデアを採用することで、結果として今どきな表現につなげることができた。このノンバーバルな施策は継続していく予定で、今どきの人たちの興味をかき立てる仕組みを今後はどうしていくか、検討を重ねていくという。

時代の変化により、進化していくものと変わらないもの。100年に1度といわれるモビリティ業界の変革期だが、一人ひとりの喜びの原動力であり続けたいというHondaの想いは変わらない。これからも⾃分らしく⾃由に生き、可能性を広げられる一人ひとりを応援していく。


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