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通販サイトや地図からも消去され… H&M、中国に対する「長期的なコミットメント」を約束

H&M

2021年3月30日、北京。

Kevin Frayer/Getty Images

  • 中国のネット上からその存在を消し去られた&Mは、市民の「信頼を取り戻すことに尽力します」とコメントした。
  • H&Mは2020年、強制労働の疑いで中国を批判した。これを受け、多くの市民がH&Mをボイコットした。
  • H&Mの商品や店舗情報は中国のショッピングサイトやオンライン地図サービスから消えている。

H&Mは3月31日、中国における強制労働の疑いについて同社が2020年に発表したコメントへの激しい反発を受け、中国に対するコミットメントを改めて表明した。

H&Mはブログ投稿で、「中国の顧客、同僚、ビジネスパートナーの信用と信頼を取り戻すことに尽力します。ステークホルダーやパートナーと力を合わせることで、ファッション業界を発展させるための連携を深め、顧客に仕え、敬意を持って行動することができるとわたしたちは信じています」と述べた。

H&Mは中国を「非常に重要な市場」と呼び、「中国に対する長期的なコミットメントは強固なまま」だとしている。

中国では先週以降、新疆綿をめぐる強制労働を批判したH&Mの過去のコメントがネット上で拡散し、その存在がネット上から消し去られていた。 アメリカ、欧州連合(EU)、カナダ、イギリスが人権侵害の疑いで中国に制裁を課した後、中国のソーシャルメディア「Weibo(微博、ウェイボー)」では批判が噴出した。

2020年に出した声明文の中で、H&Mは「市民社会団体およびメディアによる、強制労働の疑いを含む報告を深く憂慮している」と述べた上で、新疆ウイグル自治区からの綿の調達を止め、ウイグル族の人々を強制労働させていると疑われる中国の繊維会社との関係を解消するとコメントしていた。

H&Mがこうした対応を取ったのは、数十万人ものウイグル族の人々が強制労働をさせられているとの報告があった後のことだ。それ以降、ウイグル族の人々が新疆ウイグル自治区の収容施設に監禁され、女性は避妊や中絶を強制されているといったウイグル族に対する迫害の報告が相次いでいる。ただ、中国はこの収容施設を「再教育施設」であるとし、ウイグル族の文化を根絶することを目的とした施設ではないと主張している。

新疆綿をめぐっては、H&Mだけでなく、バーバリーやナイキといった大手ブランドも距離を置くことを公にしている。こうしたブランドのスタンスに対し、中国の企業や消費者はボイコットを展開している。例えば、テンセント(騰訊)は、同社の人気ゲームの1つでキャラクターたちが着用していた、バーバリーがデザインしたコスチュームを削除したとしている。

[原文:H&M pledges its 'long-term commitment' to China after the retailer's web presence was scrubbed in the country

(翻訳、編集:山口佳美)

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