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成功した人たちは多かれ少なかれ、決まった朝のルーティーンを持っている。彼ら・彼女たちは、朝の時間が一日の生産性を高める上でどれだけ重要か、よく知っているからだ。
Q&Aサイト「Quora」のスレッドの中では、成功者たちの朝の習慣の一部が語られている。Business Insider Japanでは、それらの回答の一部をQuoraの協力を得てまとめた。
回答のうち1〜6は、リーダーシップ・コンサルタントでありForbesのコントリビューターでもあるイアン・マシュー(Ian Mathew)氏が、7と8はエンジニアのカルヤン・イードゥプガンティ(Kalyan Eedupuganti)氏が答えた内容に基づき、要約した。
朝は「のんびり仕事」できる
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毎朝4時30分に起きることを日課にしているアマゾンCEOのジェフ・ベゾスは、どのように過ごすかとの質問に対し、「朝にブラブラするのが好きなんだ(I like to putter in the morning)」と答えたという。早起きすればその時間を純粋に自分のために使える。自分のペースで仕事を始めることができるというものだ。
※Putter:のんびり仕事をする、ダラダラやる、ブラブラする
成功の視覚化と、優先事項の確認
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「自分の成功を可視化した成功ボード(vision board)を見て、一日が完璧に進むようにイメージしなさい」と書籍「朝時間が自分に革命をおこす 人生を変えるモーニングメソッド」には書いてある。コルクボードに、休暇で行きたい場所の写真やスポーツカーの写真を貼っている人がいる。眺めていると、それらが自分の生活の中に現れてくるそうだ。
成功の視覚化よりも重要なのは、綿密な計画と実行だ。
「私は『成功ボード』をオフィスに置き、ボードにないことに多くの時間を費やしていると気付いたら、必ず止めるようにした。優先事項を頻繁に確認しよう」(イアン・マシュー氏)
へたくそでもいいし、まとまっていなくてもいいから書くこと(殴り書き)
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感謝していること、昨日達成したこと、今日達成しようと思っていることを書くこと。
ただ、決められた時間に無理やり書くと、仕事のように感じてしまうかもしれない。書きたいときに書く。直近に書いた日記をいくつか読んで、自分が適切に時間を使っているかどうかを確認するのも良いだろう。
読書
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前述の本では、自己啓発本を1〜2ページを読むことが勧められている。ただ1〜2分の読書は、Twitterのタイムラインをスクロールダウンしているの変わらない。それでは読んだものが何も残らないし、自分の習慣を変えることに繋がるとは思えない。毎朝、少なくとも数十分は本を読むべきだろう。
運動
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夜は遅くまで仕事をしなければならないこともあるし、家族との付き合いもあるかもしれない。朝は毎日のエクササイズの絶好の時間だ。そのために目を覚ます価値はある。
冷たいシャワー
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シャワーは、ある種、神聖な場所だ。この身勝手に使える時間は、世間の意見に左右されるべきではない。誰にも見られない10分間、それがシャワーなのだ。
この素晴らしい10分間、私は一人で自分の考えに集中してリラックスしている。
To Doリストを作る
出典:The Autobiography of Benjamin Franklin
To Doリストは、その日1日の勢いを継続するために非常に重要だ。
アメリカ建国の父の一人として知られるベンジャミン・フランクリンのTo Doリストには、どのように朝を始めるかの具体的なルールが含まれている。
彼のモーニングルーティンは午前5時から7時の3時間が当てはまる。その中には「パワフル・グッドネス」に取り組むことや、その日1日のプランを立てることが含まれる。
彼は毎朝「今日は、どんな良いことをしようか?」と自問するのだ。
モチベーションを高める
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毎朝、自分がなんのために生きるのか?を自問する。これは1週間の勢いだけでなく、1カ月、1年、生涯の勢いを保つのに、とても大切だ。
スティーブ・ジョブズが2005年のスタンフォード大学の卒業式辞で明らかにした、毎日1日を始めるためのモチベーション戦術がある。
「過去33年間、私は毎朝鏡に映る自分と向き合い、こう聞いてきた。
『もし今日が人生の最後の日だったら、今日やろうとしていることを、私は本当にやりたいか?』この問いに対する答えが『No』と何日も続いた時は、なにか変化をもたらさなければいけないのだ」
[原文:What is the best early morning habit for success?]