朝のコーヒーに脂肪燃焼効果あり…最新の研究で明らかに

カフェイン摂取

agrobacter/Getty Images

  • カフェインの摂取は、運動時の脂肪燃焼を促進する可能性があることが、新しい研究で明らかとなった。
  • 約240mgのカフェイン(マグカップ2杯分)を摂取すると、特に午前中の代謝が向上した。
  • カフェインの摂りすぎは副作用をもたらすことがあるが、一般的には1日にコーヒー5杯までならほとんどの人にとって安全とされている。

朝の一杯のコーヒーがあなたの体を目覚めさせ、新陳代謝を活発にする可能性があることを、新たな研究結果が示唆している。

2021年1月7日付のオープンアクセスジャーナル「International Society of Sports Nutrition誌」に掲載された研究論文に、カフェインが運動中の脂肪燃焼能力を高めることが示されている。

スペインのグラナダ大学の研究者らは、25歳から39歳の健康で運動能力の高い男性15人を対象に実験を行った。被験者はプラセボ(偽薬)、あるいはカフェインの粉末を体重1kgあたり3mg摂取してからエクササイズを行った。

その結果、カフェインを摂取した場合は、プラセボを摂取した場合に比べて、11%から13%多くの脂肪を燃焼させることができたという。

そしてこれは、午後よりも代謝がややゆっくりとしている午前中の方が効果が出やすいと考えられている。

カフェインの効果は立証されているが、摂取量が問題だ

今回の研究では、より多くのカフェインを摂取することで効果が高まるのかどうかについては明らかではない。1回分の平均的なカフェイン摂取量は約240mgで、これはマグカップ(約240ml)2杯分のコーヒーに相当する。

またこの研究では、日常的にコーヒーを飲んでいる人に対し、カフェインがどのような影響を与えるのかについても示されていない。というのも今回の被験者は、これまでコーヒーやその他のカフェインを定期的に摂取したことのない人々だったからだ。カフェインを習慣的に摂取している人は耐性ができ、カフェインから得られる効果が弱くなることが分かっている

そしてカフェインの摂り過ぎは、動悸や呼吸困難、不安感などの深刻な副作用を引き起こす可能性がある。また、サプリメントにも使われている高濃度の粉末カフェインは、誤って摂りすぎてしまう可能性が実例で示されている

コーヒーを飲むことは、体重減少などさまざま効果のあるカフェインを、過剰摂取のリスクを抑えながら摂取できる方法だ。これまでの研究により、ほとんどの人が1日にコーヒーを4、5杯を飲んでも安全であることが分かっている。またコーヒーには、植物由来の抗酸化物質であるポリフェノールが豊富に含まれていて、慢性疾患のリスクを軽減する効果が期待できる。

[原文:Morning coffee could boost your fat burning ability, a small study suggests

(翻訳:仲田文子、編集:Toshihiko Inoue)

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