アップルCEO、EV開発をほのめかす…ただし「当社で行っている多くの研究開発は日の目を見ない」

アップルのティム・クックCEO

アップルのティム・クックCEO

Karl Mondon/Digital First Media/The Mercury News via Getty Images

  • アップルのティム・クックCEOが自律走行型電気自動車のプロジェクトを進めていることをほのめかした。
  • アップルは、同社が電気自動車を開発しているという報道を一切認めていない。
  • クックは「注目していてほしい」と、インタビューでジャーナリストのカーラ・スウィッシャーに語った。

アップルのティム・クック(Tim Cook)CEOが最新のインタビューで、電気自動車プロジェクトを進めていることをほのめかしたが、同時に、同社の取り組みの多くは「日の目を見ない」と述べた。

アップルは、社内で「プロジェクト・タイタン(Project Titan)」と呼ばれている自律式自動車プロジェクトを極秘扱いにしていて、その開発について一度も認めたことがない。だが、日産自動車現代自動車などの自動車メーカーと提携について交渉していることが報じられたこともある。

ニューヨーク・タイムズのポッドキャスト「Sway」で2021年4月5日、ジャーナリストのカーラ・スウィッシャー(Kara Swisher)から、アップルは自律走行車の開発を行っているかと問われると、クックは「我々が行っている内容に関して、私は当然ながら多くを語ることはできない」と答えた。

「自律走行はコアテクノロジーだと思う」と、彼は述べた。

「一歩下がって考えると、自動車はさまざまな意味でロボットだ。自律走行自動車はロボットなのだ。自律技術によって、多くのことができるようになる。アップルが何をするのか、注目していてほしい」

だがクックは、もしアップルが自律走行自動車を開発中だとしても、その自動車が市場に出るとは限らないと付け加えた。

「我々は社内で非常に多くのものを研究している。そしてその多くは、日の目を見ることがない。もちろん、それが日の目を見ないと言っているわけではないが」と、彼は語った。

アップルのプロジェクトが自動車そのものなのか、自動車に搭載する技術なのかについて、クックは答えなかった。しかし彼は、アップルはハードウェア、ソフトウェア、サービスを統合して、それらが交わるポイントを見つけ出すことを好んでおり、それはそこで魔法が生まれると考えているからだ、と述べた。

「そして、その周辺の重要なテクノロジーを手に入れることも大好きだ」と、彼は付け加えた。

複数のメディアが、アップルは2024年までに自動車を製造する計画で、現代、起亜、日産などのメーカーと協議していると報じている。しかし、各自動車メーカーはアップルとの協議について否定しており、Insiderでは以前、アップルは自動車メーカーと協業することを拒否しているので自動車を発表することはないと論じる記事を掲載した。また、アップルが近年、ドライバーへの警告、乗り物酔い軽減、新しい空調など、自動車の機能に関する複数の特許を取得しているとも報じている。

ブームとなっている電気自動車市場に目を向けているスマートフォンメーカーはアップルだけではない。

中国のスマートフォンメーカー、シャオミ(Xiaomi)は2021年3月30日、新しいスマート電気自動車の子会社に今後10年間で100億ドルを投じる計画を発表した。同社の共同創業者兼CEOのレイ・ジュン(Lei Jun)が新しい会社のCEOを兼務するという。

ファーウェイ(Huawei)も電気自動車の製造を計画していて、最初のモデルは2021年に発表される可能性があると、関係者がロイターに語っている

[原文:Tim Cook hinted that Apple was working on an autonomous electric car — but said many Apple projects 'never see the light of day'

(翻訳:Makiko Sato、編集:Toshihiko Inoue)

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