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あの犬型ロボットがフランスで軍事訓練に参加…製造元は武器としての使用を禁止

ボストン・ダイナミクスが開発した「スポット」。

ボストン・ダイナミクスが開発した「スポット」。

Reuters

  • フランス軍は4月初旬、ボストン・ダイナミクスの犬型ロボット「スポット」などを使った訓練を行った。
  • スポットのようなロボットが、実際の戦闘状況でどれだけ役に立つかを検証するためだ。
  • スポットは模擬戦闘の最中にバッテリー切れになってしまったという。

フランス軍は、ボストン・ダイナミクス(Boston Dynamics)が開発したあの犬型ロボット「スポット(Spot)」を模擬戦闘でテストした。

フランスの日刊紙ウエスト・フランス(Ouest-France)が4月7日に報じたところによると、フランスのサン・シール陸軍士官学校の学生が4月6、7日に、5台のロボットを使って、戦闘での使用に適しているかを検証したという。その中にはボストン・ダイナミクスのスポットも含まれていた。

学生たちは3つのシナリオでロボットをテストした。十字路での攻撃、昼と夜それぞれの時間帯での防御、そして市街戦だ。それぞれのシナリオは、ロボットを使わない場合と使う場合の2回に分けて実施された。

21. ロボットを展開してOSCAR3を認識させる。

EMIAとリサーチセンターが3月30日、31日に実施した応用研究演習。戦場へのロボット導入:明日の課題に対する学生の意識を高める。

演習に参加した学生の1人は、ロボットが偵察に役立ったと語った。

「ロボットを使わない市街戦シナリオで私は殺されたが、ロボットによる偵察が行われたシナリオでは殺されなかった」

しかし、スポットに欠点がないわけではない。「スポットは戦闘の最中にバッテリーが切れてしまった」と彼は述べた。

スポットは、フランスのシャーク・ロボティクス(Shark Robotics)という企業を通してフランス軍に提供された。ボストン・ダイナミクスの事業開発担当バイスプレジデントであるマイケル・ペリー(Michael Perry)は、スポットが演習で使用されることを知らなかったとThe Vergeのインタビューで語っている。

「我々もあなた方と同様にそれについて調べているところだ。これがどのような契約なのか、詳しくは分かっていない」

またペリーは、同社はスポットを武器として利用することを禁じる厳格なルールを顧客に課しているが、だからといって軍による使用を止められるわけではないと述べた。

「軍がロボットを使って人々を危険から遠ざけることは、テクノロジーの有効な利用法だと我々は考えている」

ボストン・ダイナミクスは、アメリカでスポットの販売を開始してから4カ月後となる2020年11月に、ヨーロッパでも販売を開始した。建設、ヘルスケアホスピタリティ農業などの分野で使用されている。

ニューヨーク市警察も2020年10月からスポットを導入している。

[原文:Boston Dynamics' Spot robot was thrown into an army field test — but it ran out of battery mid-combat

(翻訳:仲田文子、編集:Toshihiko Inoue)

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