中国政府の規制・補助を追い風に躍進する「注目の自動車関連15社」。投資銀行ジェフリーズが選出

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中国グレート・ウォール・モーター(長城汽車)の小型電気自動車(EV)「Ora」。世界の注目が中国市場に集まる。

Oasishifi/Shutterstock.com

アナリストも投資家も、最近のテクノロジー分野の話題と言えば、とにかく自動車産業の電動化シフトの先行きだ。

アメリカでは、電気自動車(EV)産業の先頭を走るテスラだけでなく、ゼネラル・モーターズ(GM)やフォードのようなレガシー自動車メーカーもすべてのラインナップを電動化する道筋を示し、アグレッシブな生産計画に大規模な投資を行う考えを明らかにしている。

しかし、アナリストの間では徐々に、グローバルEV市場の覇権を握るのは中国ではないかとの見方が強まってきている。

米投資銀行ジェフリーズのクライアント向けレポート(1月18日付)では、中国の規制当局による「トップダウン(上から)の指導」と、大手テック企業から数々のEV新興企業までが抱く「ボトムアップ(下から)の野心」がうまく機能して、中国の自動車産業は次の10年間、世界で最も重要な市場であり続ける可能性が高いとされている。

中国市場の決定的な変化

歴史をふり返ると、中国は「最も実績のある製造業サプライチェーンを有する世界最大の自動車市場」と位置づけられながらも、欧米のレガシー自動車メーカーと同水準のスピードと品質でガソリン車を生産することはついにかなわなかった。

しかし、中国政府はEV市場で世界の先頭に立つことを決意した。

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