ペットと人の「幸せな共生」のために──ロイヤルカナンのリーダーシップとは

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Shutterstock / Seven land

近頃、動物愛護意識の高まりやコロナ禍によるペット需要の増加などからペット業界は過渡期を迎えている。

ペットとの暮らしは、ふれあうことでストレスが軽減されたり、コミュニケーションが広がったりと多くの豊かさをもたらしてくれる一方で、「動物の命を預かる」という大きな責任が伴うことも忘れてはいけない。ペットと人が豊かに暮らすためには、飼育する側であるペットオーナーの正しい知識や責任能力の向上は欠かせないのだ。

今後、「ペットと人の幸せな共生」を実現するために必要なこととは何か。世界100カ国以上で栄養学に基づいたペットフード事業を展開する、ロイヤルカナンの橋本 将司氏に話を聞いた。

コロナ禍で急増する新規ペットオーナー

一般社団法人 ペットフード協会の調査(※)によれば、2019年、2020年は犬・猫ともに新たに飼育を始めた人が前年比で増加した。とくに2020年は伸び率が大きく、コロナ禍で外出がしづらくなったことが影響していると考えられる。

※出典:令和2年 全国犬猫飼育実態調査(一般社団法人ペットフード協会)

「コロナ禍で新しい生活様式になり、自宅での充足感や癒やしを求めてペットと暮らしはじめた人が増えたのだと思います。犬や猫などの身近なペットの存在が人々にとってより大切なものになってきている一方で、ペットオーナーは命を預かる重大な責任を負うことになります。

ペットと心身ともに健やかに暮らすためには、ペットオーナーが正しい知識を身につけ、実践し続けなければなりません。私たちは犬と猫の『真の健康』を目指していますが、それを実現するためにはペットと人をとりまく環境のさらなる向上が必要だと考えています」(橋本氏)

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ロイヤルカナン ジャポン プロフェッショナル事業部長の橋本 将司(はしもと・まさじ)氏。

一人でも多くのペットオーナーに飼育に関する正しい知識を身につけてもらうためには、ペットの繁殖にかかわるブリーダーや、行き場を失ったペットを保護し次のペットオーナーとの出会いを設けるシェルターなど犬と猫の専門家との協働が欠かせない。

「ブリーダーやシェルターなどの専門家は、新たにペットオーナーとなる人にとって貴重な情報提供者です。彼らがもたらす影響力は絶大。私たちは、まずは専門家である彼らに正しい知識を提供することで、ペットをとりまく環境や社会の質を総合的に上げていきたいと考えています」(橋本氏)

専門家に「正しい知識」と「ネットワーク」を

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ロイヤルカナンホームページより

しかし、ブリーダー同士で知見を共有したり情報を交換し合ったりする場はまだまだ少なく、ネットワーク不足も課題だった。

ロイヤルカナンは、ペット業界の持続可能な環境づくりを目指す『PROactive(プロアクティブ)』プロジェクトを世界中で展開しているが、その一環として日本国内でブリーダーやシェルターへの知識やネットワークを提供する『PRO CLUB』を2020年より始動した。

『PRO CLUB』では、ポータル・コミュニティサイトを通じて、ペットにまつわる読み物やe-learning動画の配信、ビジネス支援となる情報などを提供している。

「『PRO CLUB』はオープンしてまもなく1000を超える全国のブリーダーやシェルターなどの犬と猫の専門家の方々にご登録いただきました。とくに栄養学、繁殖学、衛生学、動物行動学などを学べる動画は反響が高く『スタッフ全員ですべてのコンテンツを制覇した』『もともと知識はもっているつもりだったが、まだまだ学ぶべきことがあった』といった声をいただいています。

今後はロイヤルカナン在籍獣医師による栄養学コンテンツなど、実践に則したコンテンツのバリエーションを増やしていきます」(橋本氏)

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Shutterstock / Pchela Vladimir

さらにロイヤルカナンでは、犬と猫の健康維持を目的とし、専門家と専門家を介して新たに犬や猫を飼育するペットオーナーのための『ヘルス サポートプログラム』を提供している。

本プログラムに登録した専門家は、自身のペットオーナーへの受け渡し実績を『PRO CLUB』上で確認できる。犬・猫を受け取ったペットオーナーが本プログラムへの登録が完了すると、そのブリーダーやシェルターに登録完了通知がメールで届くなど、状況をタイムリーに把握できる仕組みだ。

「これまではブリーダーやシェルター側とペットオーナーの接点は、受け渡し時だけのこともありました。『ヘルス サポートプログラム』では新しい家族に迎えられた個々のペットたちが健康で幸せな毎日を暮らせるよう、ライフステージや犬種・猫種に合わせたきめ細やかな情報をタイムリーに配信しています。

また、ペットオーナーが困ったときにブリーダーやシェルターから的確なアドバイスを受けられるように専門家の知識の向上もサポートしています。ペットと人の輪を広げ、つなげ続けることも私たちの使命なのです」(橋本氏)

犬や猫の「真の健康な姿」とは

これらの活動を続ける中で、自社内で取り組みを完結させるのではなく、同じ思いやビジョンもつ企業や団体との「協働」の大切さも改めて感じているという。

2021年からは、一般社団法人 ジャパンケネルクラブが主宰するドッグショーへの特別協賛も開始した。

「ドッグショーで競われるのは、単なる犬の“見た目や形”だけではありません。“真の健康な姿”なんです。そこには身体面だけでなく精神面の健やかさも含まれます。私たちはこのドッグショーを支援することによって、犬がもつ本来の美しさ、素晴らしさを発信するお手伝いをしたいのです」(橋本氏)

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ドッグショーでは犬の「真の健康な姿」も競われる。

提供:ロイヤルカナン

ペットオーナーたちに影響を与える犬の専門家だけでなく、ブリーダーにとって大きな影響力を持つドッグショーから犬の健全さの重要性を訴えかけることで、ペット業界全体でペットのウェルビーイングを促していくというわけだ。

「コロナ禍により、今後も引き続きリアルな場に大勢の人々が集うことは難しいでしょう。『PROactive』プロジェクトでは、オンラインで専門家との交流や情報交換ができる場を提供し、ペットの真の健康を考える人々をつないでいくことも計画しています」(橋本氏)

またプロジェクトでは、盲導犬や警察犬、介助犬といった使役犬を育成する団体との協働も行っている。育成者に犬の健康を保つための正しい知識を提供するほか、ペットフードによる育成支援も行っているのだ。

「こちらはペットオーナーたちへの啓発活動というよりは、幸せな犬を増やすための取り組みです。人のために頑張ってくれている犬たちにも、心地よい毎日を過ごしてほしいですから」(橋本氏)

人とペットの「ウェルビーイング」のために

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ペットフードの事業者であるロイヤルカナンは、なぜここまで大掛かりなプロジェクトを展開し、ペットのウェルビーイングを促進しようとしているのだろうか。

「ロイヤルカナンの歴史は、フランスの獣医師が食事による健康への影響に着目したことからはじまりました。以来、犬や猫の品種、年齢、身体のサイズ、ライフスタイルや健康状態により異なる栄養ニーズにきめ細やかに応える、個々の犬と猫に最適な栄養バランスのフードを展開しています。

さらに私たちは、獣医師、ブリーダー、動物栄養学者などペットの専門家との連携を通じて犬と猫に関する最新の知見を集めて、犬と猫の健康やウェルビーイングを追求し続けています。

犬と猫の真の健康と生涯をより良いものにするためには、栄養だけでは実現しません。彼らをとりまく環境を向上させることがとても大切なのです。

そのため今後も製品やサービスの提供に限らず、専門家とペットオーナーの双方へ向けて科学的知見に基づいた知識を提供し、人とペットのより良い共生を実現するための取り組みを続けていきます。ペット業界の健全な持続に貢献するため、今後もリーダーシップを発揮していきたいと考えています」(橋本氏)

人とともに生きるペットのウェルビーイングを実現するために。ロイヤルカナンの取り組みは続いていく。

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