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- インスタグラムは、ユーザーが「いいね!」の数を表示するかしないかを選択できる機能をテストしている。
- ユーザーは、すべての投稿への「いいね!」数を非表示するか、自分の投稿への 「いいね!」を非表示にするか、あるいは何も変えないかなどを決めることができる。
- インスタグラムは、2019年に「いいね!」数の非表示のテストを開始し、2021年3月に誤ってこの機能を再度有効にした。
インスタグラム(Instagram)は現在、「いいね!」数を表示するか非表示にするかをユーザーが決定できるオプションのテストを行っている。
これまでのテストでは、プレッシャーを軽減するために「いいね!」の数を表示しないことを好むユーザーもいれば、ヒットした投稿を見たいと考えるユーザーもいることが分かったという。今回は、このような好みの違いを考慮して、「いいね!」の数を表示するかしないかをユーザーが選択できるテストを実施している。ユーザーが後者を選択した場合、プラットフォーム全体の「いいね!」数をすべて非表示にすることも、自分の投稿への「いいね!」を非表示にすることもできるようになる。
インスタグラムは、カナダ、オーストラリア、日本など7カ国のユーザーを対象としたテストを通じて、2019年に初めて「いいね!」を非表示にすることを検討した。親会社であるフェイスブック(Facebook)の広報担当者によると、これは「いいね!」非表示が「投稿時のプレッシャーを多少なりとも軽減できる」かどうかを確認するために行われた。
インスタグラムはこのテストで「ポジティブなフィードバック」を得たというが、一方でセレブリティやインフルエンサーからの反発もあったという。
「インスタグラムを、人々が安心して自分を表現できる場所にしたいと考えて、このテストを行っている」と、フェイスブックの広報担当者は2019年にInsiderに語っている。
「これには、人々が『いいね!』の数ではなく、共有する写真や動画に集中できるようにするという意味がある」
2021年3月、インスタグラムは再び一部のユーザーの「いいね!」数を削除した。しかしこれは、バグによるものだった。
広報担当者によると、「いいね!」数などのリアクションの削除に関しては、フェイスブックでも同様のテストを2019年から行っているという。
(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)