ワクチン接種の資格を得るために、ドアダッシュやウーバーイーツの配送員に登録

若者はワクチンを早く打つために食品配送をしていると装う

ドアダッシュの配送員。2020年12月4日、ニューヨークのブルックリン近郊フラットブッシュのチャーチアベニューで。

Michael M. Santiago/Getty Images

  • 新型コロナウイルスのワクチンを早く打つために、若者が食品配送員に登録していると報じられた。
  • The Daily Beastによると、大学生がドアダッシュやウーバーイーツなどのアプリに登録して接種資格を得ようとしているという。
  • 2021年初めに、アメリカの複数の州が食品配送員をワクチン接種対象にした。

The Daily Beastによると、若くて健康な人々が、新型コロナウイルスのワクチン接種の順番を早めようと、ドアダッシュ(DoorDash)ウーバーイーツ(UberEats)などの配送員になりすましているという。

すでに複数の州で、16歳以上がワクチン接種の対象となっているが、順番を待ちきれない若者が少しでも早く接種を受けようとしている。

パンデミックの中で配送員はエッセンシャル・ワーカーとみなされ、カリフォルニア州、コロラド州、マサチューセッツ州などで、ワクチンの接種対象となっている。

若者はこれを利用して、食品配送アプリで配送員として登録し、各州のガイドラインに従ってワクチン接種登録をしている。彼らはこの抜け道的なやり方を「早くて簡単」だと表現している。

シラキュース大学の20歳の学生、ブレント・フォット(Brent Huot)は、ドアダッシュの配送員の登録は数分で終わったとThe Daily Beastに語っている。

「本人確認に数時間かかったが、配送員になれたので、ワクチン接種の理由にすることができた」と彼は話した。

彼は、ニューヨーク州の大半の大学生が1回目のワクチン接種が可能になる2日前に、2回目のワクチンを接種したと話した。ニューヨーク州保健局は2021年4月6日、16歳以上の全住民がワクチンの接種対象になったと発表している。

フォットは、この「ドアダッシュ・メソッド」を利用して80人以上の学生のワクチン接種登録をサポートしたといい、若者はウイルスを拡散する可能性が高いため、できるだけ早くワクチンを打つことが重要だと考えていると述べた。

ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、アメリカでこれまでに3100万人以上が新型コロナウイルスに感染した。

フォットは、配送員登録が簡単で早い(登録には数分しかかからない)ことから、ドアダッシュを使ったと語ったが、 ポストメイツ(Postmates)やウーバーイーツを使った人もいるという。

「ドアダッシュの配送員は、アメリカ中のコミュニティや中小企業へ配送し、パンデミックの最前線にいる。そして我々は毎日彼らをサポートし続け、我々のコミュニティの健康と安全の維持に尽力していく」とドアダッシュの広報担当、テイラー・ベネット(Taylor Bennett )は、Insiderにメールで回答した。

「我々はエッセンシャル・ワーカーである配送員ができるだけ早い段階でワクチンを接種できるよう、国や州レベルの保健局と協力しており、配送員に対しては引き続き、ワクチン接種の取り組みや利用可能なリソース、情報を得る方法などを教育していく」

Insiderはウーバーイーツとポストメイツにもコメントを求めたがまだ回答はない。

ブルームバーグによると、これまでアメリカで1億9500万回分のワクチンが投与された。だがワクチンの接種がうまく進んでも、正常な生活に戻るには時間がかかると、専門家は述べている。

感染症の専門家、アンソニー・ファウチ(Anthony Fauci)博士は、アメリカの人口の70%から85%がワクチンを打ったら正常な生活に戻るだろうと、以前述べていた。

[原文:Young people are masquerading as food delivery drivers to jump the queue for COVID-19 vaccines, report says

(翻訳:Makiko Sato、編集:Toshihiko Inoue)

  • Twitter
  • Facebook
  • LINE
  • LinkedIn
  • クリップボードにコピー
  • ×
  • …

Popular

あわせて読みたい

新着記事

BUSINESS INSIDER JAPAN PRESS RELEASE - 取材の依頼などはこちらから送付して下さい

広告のお問い合わせ・媒体資料のお申し込み