アメリカのリスナー数は1億670万人を突破。ポッドキャストの市場予測と広告費:eMarketerレポート

ポッドキャストイメージ

(写真はイメージです。)

Shutterstock/Branislav Nenin

  • この記事はインサイダー・インテリジェンスによる調査レポート「ポッドキャスト業界(Podcast Industry)」のプレビュー版。

ポッドキャストが登場して20年近くになる。だが、このフォーマットの存在感が高まってきたのは、ここ5年ほどのことだ。「番組数の増加」「有名人の参入」「スポティファイのような大手企業による投資」「スマートスピーカーなど、認知度アップに繋がる技術の普及」など、さまざまな要因がその成長に影響している。

パブリッシャーやポッドキャスターによるコンテンツ制作から、リスナーの開拓まで、ポッドキャスト業界は今クリエイティブで革新的なルネサンス期を迎えている。20年近くも存在していたフォーマットが、最近になってメインストリームに躍り出た形だ。

ポッドキャスト人気はアメリカの外でも上昇している。スペイン語コンテンツが急増しているため、ラテンアメリカは特に注目すべき地域だ。

IT企業はポッドキャストの提供プラットフォームとしてトップの座を争っている。現在最も有力なのはアップル、YouTube、スポティファイだ。

ポッドキャスト市場の急拡大

アメリカでのポッドキャストリスナー数は2020年に1億人を突破。

アメリカでのポッドキャストリスナー数は2020年に1億人を突破。

Business Insider Intelligence

eMarketerはアメリカでのポッドキャストのリスナー数が、2020年に前年比16%増の1億670万人に達すると予測している。

eMarketerによる初の「ポッドキャストリスナー数週間予測」によると、ポッドキャストを週に1回以上聴く人の数は7790万人で、2016年の値の2倍以上になる。

パンデミックによってポッドキャストのリスナー数は減少していないが、聴取時間には影響が出ている。ここ数年2桁の堅調な伸びを示していたが、現在は1日あたり約34分で、前年比6.5%減となっている。

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