寝室に置くだけで睡眠チェック。グーグル新型「Nest Hub(第2世代)」はどんな仕組み?…5月5日発売

Google Nest Hub 第2世代

グーグルのスマートディスプレイ「Google Nest Hub」の第2世代機が日本上陸する。

出典:グーグル

グーグルは、新型スマートディスプレイ「Google Nest Hub(第2世代)」の日本展開を発表した。発売日は5月5日で、直販価格は1万1000円(税込)。

すでにアメリカなどでは第2世代が3月から発売されている製品だが、日本にもようやく上陸する。

2019年6月の初代Nest Hubの日本発売から約2年、第2世代ではいかに進化したのか。改めて確認してみよう。

Soliセンサー復活、独自の睡眠モニター機能を搭載

家電の操作も可能

Nest HubではGoogleフォトの写真表示や音楽を再生したり、対応家電の操作が可能。現時点ではとくに効果はないが、グーグルやアマゾン、アップルなどが参画する「Project Connected Home over IP」にも将来的に対応するという。

出典:グーグル

第2世代Nest Hubの外観や基本的な機能は初代Nest Hubと大きくは変わらない。ディスプレイの大きさは7インチ、「ねえ、Google」などの発話でGoogleアシスタントが起動でき、大型機の「Nest Hub Max」のようなカメラは搭載しない。

しかし、外観からはわからないが、第2世代Nest Hubには空間認識用の「Soliセンサー」が搭載されている。Soliセンサーは潜水艦や飛行機に利用されているソナーの技術を使ったもので、周囲のミリ単位の動作を検知できる。

Soliセンサー

Soliセンサーの概要。Soliセンサーは空間を認識し、動きを検知する。

出典:グーグル

Soliセンサーは2019年10月日本発売の「Pixel 4」に搭載され、Motion Senseという機能が実装された(次世代機のPixel 5では非搭載)。Motion Senseはスマホの画面の前に手をかざすと「音楽の再生/一時停止」、左右どちらかに手を振ると「曲の進む/戻る」など操作できるものだった。

第2世代Nest HubでもこのMotion Senseが利用できる。音楽のコントロールはもちろん、アラームのスヌーズ操作なども可能だ。

睡眠モニター

睡眠モニター機能を搭載する。家族で同じベッドに寝ていても、近くにいる1人だけを認識する。

出典:グーグル

さらに、第2世代Nest Hub限定機能「睡眠モニター」にもこのSoliの技術が使われている。これは、初期設定さえ済ませれば、Nest Hubが就寝・起床時間の記録、就寝時の動きや呼吸を記録する。

Soliセンサーと同様に新搭載となった温度センサーなどと組み合わされ、周囲の環境の変化も一緒に記録するため、ただ睡眠の記録を残すだけではなく、睡眠の改善につながるアドバイスもする。

睡眠モニター 記録

睡眠モニター機能で取得したデータは基本的にNest Hub内で処理される。

出典:グーグル

また、グーグルは同機能についてプライバシーへの配慮しており、睡眠センサーは原則ユーザー明示的に許可しなければ有効にならない「オプトイン」の機能であるとしている。

いびきの音や微細な動きの履歴などといった実際のセンサーのデータはデバイス上でのみ処理され、グーグルのクラウドには処理後のイベントデータ(睡眠時間や咳・いびきの回数など)のみが送信される仕組みだ。

Google Fit

処理後のデータは、Googleのクラウドにアップされる。Google Fitを利用していれば、外出先でも睡眠の記録を確認できる。

出典:グーグル

なお、睡眠モニターは「プレビュー機能」扱いで、今後1年間は無料で第2世代Nest Hubユーザー向けに提供される。

1年後に有料化するのかなど疑問は残るが、グーグル担当者は「どのようなユーザー体験が最高か検討をして、今後報告する」と述べており、「(1月に買収が完了した)Fitbitとも協力してユーザー体験を向上させていく」とした。

初代Nest Hubユーザーの20%は寝室で使っていた

寝室で利用

機能面、プライバシー面の両方で「寝室利用」に重点が置かれている。

出典:グーグル

睡眠モニター機能を搭載した点、アマゾンのスマートディスプレイ「Echo Showシリーズ」や同社のNest Hub Maxのように、カメラを搭載しない点からもわかるとおり、第2世代Nest Hubは「主に寝室での利用」を想定している。これは、初代Nest Hubユーザーの約20%が寝室で利用していることによる。

そのほか、第2世代Nest Hubでは初代から、マイクの数を3つに増加。スピーカー性能も低音を50%強化するなど基本性能を向上させている。

(文・小林優多郎

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