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がむしゃらにではなく、スマートに働くコツは誰しも知りたいもの。
エーブラハム・リンカーンは「もし木を切るのに6時間与えられたら、私は斧を研ぐことに4時間費やすであろう」という言葉を残している。
Q&Aサイト「Quora」のスレッドの中では、一生懸命ではなく賢く働くユニークな方法が語られている。Business Insider Japanでは、それらの回答の一部をQuoraの協力を得てまとめた。
回答のうち1〜11はDean Yeong氏、12〜19はRafael Eliassen氏が答えた回答に基づき、要約した。
決断のミニマリズム
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スティーブ・ジョブズも、マーク・ザッカーバーグも、バラク・オバマも皆同様に、毎日ほとんど同じ服を着ていた。それは決断の回数を減らすことで「決断すること」の疲労を避け、本当に重要なことに集中するエネルギーを確保するためだ。
勝つための環境を整える
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あまりにも多くの人々が、生活空間や仕事場を整理する時間がないほど、ハードワークをしていると言っている。私たちは環境によって形成されている。賢く働くためには、あなたの才能を歓迎してくれる仕事場をデザインしよう。
目標設定をやめる
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目標を設定することは大切だが、一度目標を設定した後は、そのことを忘れる、というもう一歩踏み込んだアクションを起こしてみよう。
ルーティンや習慣などのシステムを構築し、それに集中すること。作家であれば、毎日必ず書く。アスリートであれば、毎日のトレーニング。営業マンであれば、毎日アポイントメントを取る。目標について考え続けても、まったく意味がない。
始める前に検証する
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アイデアはすぐにゴミ箱に捨てよう。アイデアを多く持ちすぎることで、私たちはより忙しくさせられている。顧客(そして自分自身)に批判的な質問をして、自分のアイデアを素早く検証しよう。否定的な意見が返ってきたら、そのアイデアは忘れよう。
最初の項目を最適化する
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ファネル(訳注:上から下に流れるプロセスのこと)に連鎖的な効果をもたらす、最初の項目を改善しよう。最初に行うことはその後のすべてに影響を与える。例えば、朝の習慣を作る、トラックパッドやマウスの速度を上げる、最高のWiFiモデムを購入する、などが挙げられる。(出典:Noah Kagan)
自動化して委任する
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80/20ルール(結果の80%は、たった20%の原因から生み出されている、という考え方)を実践し、最大の効果をもたらす20%の仕事に集中する。そして残りの仕事を自動化したり委任したりする。例えば、執筆を20%にして、ソーシャルメディアでの共有を自動化したり、編集を委任したりする。
マルチタスクをやめる
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マルチタスクは錯覚だ。同時に多くのタスクを処理しているように自分を騙しているが、実際にやっていることは、一定時間に1つのタスクから別のタスクに切り替えたり、行ったり来たりしているだけだ。
運動をする
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認知機能は身体機能と密接な関係がある。時間を決めて、もっと動こう。
昼寝を取り入れる
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昼寝・うたた寝は思考能力を上昇させる。すなわち短時間でより多くの事を成すことができる。また睡眠不足で生産性が上がることはなく、むしろ集中力が低下して創造性も失われてしまう。1日9~10時間の睡眠をとれば、生産性が飛躍的に向上する。
集中。休む。集中。
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ポモドーロ・テクニックを実践する。25分間スプリント(集中作業)し、5分間休む。これを繰り返し、より短い時間で作業を完了させる。このアドバイスは一般的だが、実際にやる人は少ない。
考えることと実行することを分ける
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考える時間と計画する時間を決め、その後、計画を実行する時間をきっちりと決めよう。問題になるのは、何かを実行している最中に、どうすればいいのかを考えてしまうことだ。
結果中心的に働く
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重要なのは結果であり、何時間費やしたか、ではない。
パーキンソンの法則を活用する
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ある仕事をするのに1日与えられたら、1日かかるであろうが、2時間しか与えられなかったら、2時間で終わらすような方法を編み出すであろう。タスクに制限時間を設けるべきである。
パーキンソンの法則:仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する、という法則。
事前に予定を組む
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1日前でも良いし、その日の朝でもいい。その日の予定を組めば時間の節約にもなるし、ストレスも減る。
ストレスを減らす
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ストレスは、他の数々の悪い作用と共に、作業効率を減らす。何もできないような状況に陥ってしまう事もある。
瞑想を始めてみる
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もし5秒毎に集中力が途切れる事がなかったら、どんなに効率が上がるだろう?これは実は、ほとんどの人が達成できないことだ。瞑想を始めてみよう。
通知をオフにする
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朝から昼までは、SNSやメッセージをチェックするのを辞めよう。最も生産性のある時間帯の無駄だ。
猛烈に働くな
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「私はスマートに、そして猛烈に働く」などと言う奴らを信じるな。単純に言って不可能だ。猛烈に働かなければいけない時点でスマートではない。
人生を楽しむ
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仕事と同じぐらい重要なことは、暮らしの中で精神に新しい経験をさせることである。人生がルーチンワークになってしまえば、新しいアイデアも浮かばないだろう。ただ、楽しいと思うことをしよう。
[原文:What are some uncommon ways to work smarter instead of harder?/一生懸命ではなく賢く働くユニークな方法は何ですか?]
(編集・稲葉結衣)