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ゴミ出しもちょっとした探検に? 南極滞在中の男性が投稿したTikTok動画が話題

南極

TikTokユーザー @Joe SpinstheGlobe さんは、2021年11月まで南極のアムンゼン・スコット基地に滞在する。

@JoeSpinsTheGlobe/TikTok

  • 南極のアムンゼン・スコット基地は、地球上で最も寒くて孤立した場所の1つだ。
  • 4月から9月にかけて、太陽はほとんど昇らず、基地に滞在する40人のメンバーはここから離れることができない。
  • TikTokに登場したメンバーは、氷点下の世界でのゴミ出しがいかに大変かを伝えている。

ゴミ出しは面倒だ。

ただ、1年の半分は太陽がほとんど見えず、4月でも気温がマイナス57度に達する南極に住んでいると、ゴミ出しはもはや"ちょっとした探検"になる。

4月5日に投稿されたTikTok動画で、「@joespinstheglobe」ことジョサイア・ホーンマン(Josiah Horneman)さんはその手間のかかるプロセスを明らかにした。地球上で最も寒い場所での暮らしを捉えたホーンマンさんの動画には、4月にTikTokを始めて以来、すでに300万を超える「いいね」がついている。

ホーンマンさんは、南極にあるアムンゼン・スコット基地で生活している40人のメンバーのうちの1人だ。現地では、医師助手として働き、基地内のクリニックの運営を手伝っているとInsiderに語った。

South Pole ASMAのウェブサイトによると、地球最南端の近くに位置するこの基地は2月中旬から10月下旬にかけて、その過酷な気象条件によって空路による移動も陸路による移動も不可能なため、完全に孤立するという。

「日常的なことでも、ここでは手間がかかる」とホーンマンさんは動画のキャプションに書いている。

自宅でのルーティンに比べて、基地でのゴミ出しには手間がかかるとホーンマンさんはInsiderに語った。

動画は温度計のアップから始まる。「おお、マイナス57度か… すごく寒いよね?」とホーンマンさんは言い、冷たい空気の中で吐いた息が白く見える。

ファー付きの帽子、黄色のミトン、頑丈そうな赤のパーカーを着たホーンマンさんは、大きな金属製のゲートを開けて、いっぱいになったゴミの収集箱を貨物用のエレベーターに乗せる。

エレベーターのボタンを押したら、階段を使って「ロジスティクス・アーチ」と呼ばれる場所へ下り、エレベーターからゴミ収集箱を取り出してリサイクルするもの、埋めるもの、衛生廃棄物などに分別する。

ただ、ゴミ捨てはこれで終わりではない。ホーンマンさんのチームは、ゴミをパレットにぎっしり詰めて、基地からゴミを運び出せるようになる夏まで、そこで保管するのだという。

気温が上がってきたら、ゴミを運び出す方法は2つあると、ホーンマンさんはInsiderに明かした。空路で運び出すか、専用のソリに乗せて、アメリカの南極観測基地「マクマード基地」まで、けん引トラックで1030マイル(約1660キロメートル)の雪と氷の道のりを運ぶかだという。

南極条約によると、南極大陸で出た全ての廃棄物は撤去しなければならず、基地から運び出されたゴミは最終的にニュージーランドの処理施設へ行くとホーンマンさんはInsiderに語った。

「ぼくたちは、太陽系の中で最も孤立した人間の集団だ」とホーンマンさんは最初のTikTokの中で言っている。

「国際宇宙ステーションから自宅に帰る方が、ここから帰るよりも簡単なんだ」

気温がマイナス48度よりも高くなることがほとんどないメリットは、ゴミを何カ月も大量に保管していても、においがそこまでひどくならないことだと、ホーンマンさんはInsiderに語った。

ちなみに、袋が破れて中身が出てしまわないように、全てのゴミ袋は二重に、生ごみの袋は三重にしているという。

[原文:An exhausting TikTok reveals what it's like to take out the trash in the South Pole, where it's dark for six months of the year and temperatures can reach 70 degrees below zero

(翻訳、編集:山口佳美)

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