- メリンダ・ゲイツのボディ・ランゲージに結婚生活の悩みが表れていたと、ある関係者がニューヨーク・タイムズに語った。
- Insiderは、2010年から2019年にかけての5つのインタビュー映像を検証した。
- 別の報道によると、メリンダは2019年から離婚について考え始めたという。
ビル・ゲイツと妻のメリンダの離婚発表は驚きをもたらしたが、夫妻の関係に亀裂が入った兆候がこれまでにも度々見られたと報じられている。
ニューヨーク・タイムズは5月8日、ある関係者がビルと一緒に公の場に出たときのメリンダの身振りについて指摘したと紹介している。
彼女のことをよく知る人物が匿名を条件に、ビルが資産の少なくとも半分を寄付することを約束した「ギビング・プレッジ(Giving Pledge)」のイベントや、その他の公の場における彼女の身振りから、彼女が幸せではなかったことがわかると述べた
「ギビング・プレッジ」は世界の資産家に所有する資産の少なくとも半分を寄付するよう呼びかける、ゲイツ夫妻の活動だ。
Insiderでは、ギビング・プレッジについて夫妻が語った2010年11月から2019年2月までの5回のインタビューについて検証した。そこでの会話は比較的穏やかだったが、ぎこちなさも見られた。
2014年4月のTEDカンファレンスでのインタビューでは、メリンダは質問に答えている夫から目をそらして無表情になることがあった。
彼女は、ビル&メリンダ・ゲイツ財団(Bill & Melinda Gates Foundation)における2人の仕事関係について語ったが、多くは別々に行っていることを認めている。
「多くの女性から『夫と一緒に仕事できると思えない』と言われたが、私たちは楽しんでいる」とメリンダは語った。
「ビルがマイクロソフト(Microsoft)で働いていたときに比べて、私たちが財団の仕事に一緒に出かけることはあまりない。 でも家に帰ると、私が学んだことについてビルが興味を持ってくれているとわかる」と、彼女はつけ加えた。
「私たちは、とても協力的な関係だと思う。でも、常に一緒に過ごしているわけでない」
ビル&メリンダ・ゲイツ財団にコメントを求めたが、回答は得られていない。
ニューヨーク・タイムズの記事では、メリンダが財団やその他の慈善活動で、いかに力を発揮しているかを紹介している。
ゲイツ夫妻の離婚の原因については、ウォール・ストリート・ジャーナルが5月9日に報じている。その記事では、メリンダが離婚について弁護士に2019年10月から相談を始めたとしており、これはゲイツが、性犯罪で有罪判決を受けたジェフリー・エプスタイン(Jeffrey Epstein)と会っていたことをニューヨーク・タイムズが報じたのと同じタイミングだ。
(翻訳:Makiko Sato、編集:Toshihiko Inoue)