「今後も中国のロケットの残骸が落ちてくるだろう」欧州宇宙機関が予測…少なくともあと2回は同型のロケットを打ち上げる予定

4月29日、中国南部の文昌衛星発射センターから発射された長征5号Bロケットを眺める人々。

2021年4月29日、長征5号Bロケットの打ち上げを見るために集まった人々。

China Daily via REUTERS

  • 中国が打ち上げたロケットの残骸が5月9日、インド洋に落下した。
  • 今後も中国のロケット打ち上げにより、多くの残骸が発生して大惨事になる可能性があると欧州宇宙機関の広報担当者はInsiderに語った。
  • 中国は宇宙ステーションの建設に向けて、さらに10回のロケット発射ミッションを計画している。

今後しばらくの間、中国のロケットの残骸が空からしばしば降ってくるかもしれない。残骸の行方を監視していた国際機関の一つ、欧州宇宙機関(ESA)の広報担当者が5月7日、Insiderにそう語った。

中国当局は、2022年末までに宇宙ステーションを完成させるために、さらに10回のロケット打ち上げミッションを計画しており、そのうち2回は今回落下したロケットと同型の「長征5号B」ロケットが用いられる。

宇宙飛行士でESAの機関間コーディネーターを務めるトーマス・ライター(Thomas Reiter)は、5月7日に行われたInsiderのインタビューに対し「今回と同じような状況が、次の2回、あるいは何回になるか分からないが、長征5号Bの打ち上げの際には発生するだろう」と語った。これは「あまり良いことではない」とライターは言う。

「彼らがステーションに向けてモジュールを打ち上げるたびに、我々は空を見上げて、ロケットの残骸がどこに落ちてくるのかを探さなければならないだろう」

中国が打ち上げた長征5号Bロケットのモジュールが5月9日午前10時24分(日本時間同日午前11時24分)に大気圏に再突入し、インド洋のモルディブ付近に落下した、と中国国家航天局が発表した。

同局は声明で「機体の大部分は再突入の際に燃え尽きた」とし、「残骸の着地点は海である」と述べた。

長征5号Bロケットの残骸が落下したとされる地点。

中国が長征5号Bロケットの残骸が落下したと述べた地点。

Google Maps

この記事は有料です。続きは有料会員になるとお読みいただけます。

お得なプランをみる
※ いつでもマイページから解約可能です。
ログインして続きを読む
  • Twitter
  • Facebook
  • LINE
  • LinkedIn
  • クリップボードにコピー
  • ×
  • …

Popular

あわせて読みたい

BUSINESS INSIDER JAPAN PRESS RELEASE - 取材の依頼などはこちらから送付して下さい

広告のお問い合わせ・媒体資料のお申し込み