イスラエルによる空爆で、煙と火が上がっていた(2021年5月12日、ガザ地区)。
REUTERS/Ibraheem Abu Mustafa
- イスラエルのネタニヤフ首相は、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスに対する空爆は「始まりに過ぎない」と話した。
- イスラエルとハマスの間の暴力がエスカレートし続ける中で、ネタニヤフ首相がコメントした。
- 報道によると、ガザ地区では少なくとも56人が、イスラエルでは6人が空爆やロケット弾で死亡している。
イスラエルとハマスの間の暴力がエスカレートし続ける中、イスラエルのネタニヤフ首相は、ハマス幹部の死はハマスに対する攻撃の「始まりに過ぎない」と話した。
ネタニヤフ首相は「我々は彼らが夢にも思わなかった攻撃を行うだろう」と述べたと、ロイターは報じた。
パレスチナ暫定自治政府の保健庁は、イスラエルの空爆でガザ地区では空爆が始まって以来、少なくとも56人 —— 子ども14人、ハマスのメンバー複数を含む —— が死亡、335人が負傷したと、Middle East Eyeのトルコ特派員に語った。
イスラエル側では、ハマスのロケット弾による攻撃で少なくとも6人が死亡したと、ロイターは報じている。
イスラエルとハマスの衝突としては、2014年の50日間に及んだ戦闘以来の激しさとなっている。攻撃の応酬は、エルサレムでの衝突をきっかけに広がった。
イスラエル警察との衝突で数百人のパレスチナ人が負傷した後、ハマスはガザ地区からロケット弾を放ち始め、イスラエルはこれに空爆で応じた。
(翻訳、編集:山口佳美)