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- ランボルギーニは、2025年以降に電気自動車を製造する計画だ。
- フォルクスワーゲン傘下の同社は、その前段階としてハイブリッド車への移行に15億ユーロを投じるという。
- ハイブリッド車によって、2025年初めには二酸化炭素排出量を50%削減できると、同社CEOは述べた。
ランボルギーニ(Lamborghini)は、2025年以降に電気自動車(EV)の製造を開始すると発表した。
同社は10年後までに電気自動車への完全移行を目指しているが、その前に、ウラカン、アヴェンタドール、ウルスなどのハイブリッド版を製造すると述べた。
このフォルクスワーゲン・グループ(Volkswagen Group)傘下のイタリアの高級車メーカーは、ハイブリッド車への移行に今後4年間で同社史上最大となる15億ユーロ(約2000億円)を投じると、ウェブサイトに掲載したプレスリリースで述べた。
「ランボルギーニの電気自動車への移行は、世界が根本的に変わっていく中で必要とされた新しい計画だ」と同社CEOのステファン・ヴィンケルマン(Stephan Winkelmann)は述べている。
「我々は具体的なプロジェクトを通して、環境負荷の軽減に貢献していきたい」
同CEOは、ウラカン、 アヴェンタドール、ウルスのプラグインハイブリッド版によって2025年の初めには二酸化炭素排出量を半減させたいとブルームバーグのインタビューで述べた。
フォルクスワーゲンは2021年3月、テスラに対抗し世界最大の電気自動車メーカーになるという野心的な計画を発表した。同社は2030年までに6つの「ギガファクトリー」(電池生産工場)をヨーロッパに建設する計画だと述べている。また、4億ユーロ(約530億円)を投じて、2025年までに急速充電スポットを5倍に増やすという。
フォルクスワーゲン・グループの傘下であるベントレーも、2026年までにハイブリッド車を製造し、2030年までに電気自動車へ完全に移行することを発表している。
(翻訳:Makiko Sato、編集:Toshihiko Inoue)