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ロサンゼルス→東京が1時間で? ビーナス・エアロスペースが開発中の極超音速機はマッハ12で飛ぶ

地球

NicoElNino/iStock

  • アメリカ、テキサス州ヒューストンのスタートアップ「ビーナス・エアロスペース(Venus Aerospace)」は、マッハ12で飛ぶ極超音速機を開発中だという。
  • この極超音速機なら、ロサンゼルスと東京を1時間で結ぶことができるという。
  • 3月のビーナス・エアロスペースの300万ドル(約3億3000万円)のシードラウンドは、Prime Movers Labがリードした。

テキサス州ヒューストンのスタートアップ「ビーナス・エアロスペース」は、ロサンゼルスと東京を1時間で結ぶことができる、マッハ12で飛ぶ極超音速機を開発中だという。

「これは一般人向けです」とCEOのサラ・ダグルビー(Sarah Duggleby)氏はBloomberg Businessweekに語った。

フルスピードで、この極超音速機はマッハ12ほどで飛ぶことができるとHouston Chronicleは報じた。大半の民間航空機はロサンゼルスと東京を約12時間で結んでいる。

ビーナス・エアロスペースは、同社がエンジン効率、航空機の形状、冷却技術で飛躍的な進歩を遂げたと、自らのウェブサイトで述べている。こうした技術が「1時間の世界的な輸送を費用対効果の良いものにした」という。

ビーナス・エアロスペースは3月上旬、Prime Movers Labがリードするシードラウンドで300万ドルを調達したと発表した。

「かつて夢だったこの斬新なコンセプトが今、現実になっています。才能ある科学者やエンジニアのチームとともにそれが物理的に展開しているのを目にすることは、本当に素晴らしいことです」とダグルビー氏は当時のプレスリリースの中でコメントしていた。

報道によると、ビーナス・エアロスペースの極超音速機は高度約15万フィート(約4万6000メートル)を飛行するという。これは大半のジェット旅客機の約4倍の高さだ。

リチャード・ブランソン氏率いるヴァージン・ギャラクティックは5月22日、宇宙旅客船「スペースシップ2」による3度目の有人飛行試験に成功し、速度マッハ3、高度55.45マイル(約8万9000メートル)に到達した。アメリカ航空宇宙局(NASA)および米軍によると、「宇宙」は高度約50マイル(約8万メートル)から始まる。

ビーナス・エアロスペースは、ヒューストンにある宇宙基地の近くにいるために、カリフォルニア州からテキサス州に移転したと、Prime Movers Labのブランドン・シモンズ(Brandon Simmons)氏は投稿している

シモンズ氏は、ダグルビー氏が以前、ブランソン氏率いるヴァージン・オービットで働いていたとも書いている。また、共同創業者でCTOのアンドリュー・ダグルビー(Andrew Duggleby)氏は、ヴァージン・オービットとヴァージン・ギャラクティックの両方で複数の地位についていた。ビーナス・エアロスペースには約15人の従業員がいる。

[原文:Los Angeles to Tokyo in an hour - a Texas startup is building a Mach 12 hypersonic plane that could dramatically reduce travel times

(翻訳、編集:山口佳美)

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