米アマゾン、生産性アップのために従業員に身体を鍛えるよう指示か

アマゾン

イリノイ州ロムオービルにあるアマゾンのフルフィルメントセンターで働く人。

Scott Olson/Getty Images

  • 米アマゾンの「ウェルネス」ガイドは従業員に対して、パフォーマンスを向上させるために「産業アスリート」のように身体を鍛えるよう指示しているという。Viceが報じた。
  • このガイドは従業員に、むくんだ足にフィットするよう靴は仕事終わりに買うようアドバイスするなどしているという。
  • ガイドの存在をViceに明かした元従業員の男性は、アマゾンから怪我をした後も働き続けるよう言われたと主張している。

米アマゾンはオクラホマ州タルサにある倉庫で働く従業員に対し、業務上のパフォーマンスを上げるために「産業アスリート」のように身体を鍛えるよう指示する『健康・ウェルネスに関するガイド』を配布していたと、Vice Newsが6月1日に報じた。

Viceによると、このガイドは従業員に対し、「1日に最大13マイル(約21キロメートル)」歩き、1回のシフトで「合計2万ポンド(約9100キログラム)」(10時間のシフトで、毎分30ポンド以上)持ち上げられるよう、「自らの身体を準備」するように指示している。

ガイドには他にも、「1日に5~9品目の野菜を食べる」「尿の色をチェックする」「仕事中に足がむくんでもいいように、仕事終わりの足がむくんでいる時に靴を買う」など、栄養摂取や水分補給、睡眠、靴、人間工学、怪我の予防といったトピックスについても書かれているという。

また、「産業アスリートとして感じている身体の不快症状」があれば、「怪我の予防のスペシャリスト」に助けを求めることもできるという。

Insiderの取材に対しアマゾンは、このガイドは「誤って」作られたもので、ガイドは「取り下げた」と話した。このガイドがタルサにあるこの倉庫以外でも配られていたかどうかは分からない。

ガイド作成の責任は誰にあるのか、従業員に配られる前にどうして誰も会社が誤って作られたものだと主張するガイドに気付かなかったのか、ガイドはいつ取り下げられたのか(Viceはガイドが2020年からあったと報じている)、Insiderはアマゾンに尋ねたが、回答は得られなかった。

Viceはこのガイドをアマゾンの元従業員ボビー・グロブナーさんから入手したとしている。グロブナーさんは、アマゾンから椎間板ヘルニア —— アマゾンが壊れたベルトコンベアを放置していた結果、グロブナーさんが負った怪我 —— になっても働き続けるよう言われ、複数の医師による診断を強いられたことで治療を2カ月遅らされたと主張している。

グロブナーさんの怪我について、アマゾンは回答しなかった。

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