シュリンクフレーション…消費者を欺く「隠れインフレ」戦略

シュリンクフレーションという巧妙な戦略

Shoshy Ciment/Business Insider

  • 多くの消費財の価格が上がっている。
  • メーカーは、「シュリンクフレーション」という手法を使い、消費者に値上げを隠している。
  • パッケージや箱が小さくなるが、価格は変わらない。

食料品は価格が上がっているが、それに気づいていない可能性がある。

メーカーは値上げで消費者が離れるのを回避するため、「シュリンクフレーション」という手法を使うようになった。パッケージを小さくして、これまでより少ない内容量で同じ価格を維持するのだ。

パンデミックによる輸送の遅れ、サプライチェーンの崩壊、需要の変化が重なるという最悪の事態で、家具、日用品、電化製品などの消費財は、2021年に値上がりすると見られている。P&Gやキンバリークラーク(Kimberly-Clark)など、値上げの予定を発表している企業もある。

価格を上げるとき、企業には2つの選択肢がある。「消費者が不満を抱くとわかった上で価格を上げるか、もしくは内容量を若干少なくして同じ価格にするか。通常は後者の方が簡単だ」と、消費者運動家のエドガー・ドゥワースキー(Edgar Dworsky)はワシントン・ポストに語った

メーカーは内容量を減らしたことを隠すため、パッケージの形や種類を変えるときがある。コカ・コーラ(Coca-Cola)のジェームズ・クインシー(James Quincey)CEOは、「使用するパッケージサイズや消費者にとって最適な価格帯を熟考し、賢く価格を上げる」と述べている。

コストコ(Costco)のリチャード・ガランティ(Richard Galanti)CFOは、そのような値上げについて、人件費の増加、高い運送費、輸送需要の増加、コンテナ不足、輸送船の遅れ、特定の商品カテゴリーの需要増加などによる「インフレ圧力」によるものだと、収支報告の中で指摘した。

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